さて昔、血液をサラサラにするという食べ物がはやりましたが、実は血液よりも血管を強くしなければ意味がありません。食事ではやはりカロリーと塩分の調節です。塩分を摂り過ぎたらカリウムを多く食品を摂るとナトリウムを排出してくれる。カリウムはずいき・コンブなどの海藻、イモ類、豆類に多い。カリウムは腎臓が悪い人以外はどれだけとっても大丈夫です。次にカルシウムも血管を強くします。これは魚介類、乳製品に多い。あとはタンパク質。牛、豚のヒレ、モモ、肩そして鶏のササミ等も良い。こうして血管の老化を防ぎます。
次にヒトの血管は内膜・中膜・外膜の3層構造になっていて、このうち内膜にある内皮細胞は血流を促す司令塔です。内皮細胞を活性化することが心血管疾患の予防につながります。内皮細胞を活性化させるには1分間に120を超えない程度の有酸素運動が効果的です。運動で使用した筋肉ほど血流が良くなるため、まんべんなく動かす運動が効果的です。
これによってこれまで使われていなかった毛細血管にも血がめぐるようになります。
一番は1日1時間のウォーキング。難しい人は次のストレッチをして下さい。
例えば前部太もものストレッチ。
①壁を横にして立ち背をまっすぐ伸ばす。
②右手を壁に当てて体を支え左手で左足首を持ち、膝を曲げて尻に向かって引き上げる。これを20秒間キープ。
③左右を入れ替えて同じ動作。
あとはスクワットも効果的です。
血管の若返り、是非やって下さい。