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2012/10/22

タマネギの威力


タマネギの有用性は何回か取り上げてきましたが、今回は広島大学の東幸仁教授がハウス食品と共同で行った実験データを基に話してみます。今回のKey wordはタマネギに多く含まれる「ケルセチン」です。ケルセチンはポリフェノールの1種ですが、これが血管内皮機能の改善に有効であることが分かったのです。血管内皮はNO(一酸化窒素)などを分泌して血管を収縮させたりするほか血小板の粘着・凝巣を抑制して血管を保護する働きがあります。今回の実験で健康な男性22人にタマネギエキスを4週間摂取してもらったデータをみると明らかに血管内皮機能の改善が見られました。
ケルセチンは活性酸素の働きを抑える抗酸化作用が強いのです。何才からでも血管内皮機能を改善することが可能ですので、今すぐ始めると良い。血圧や血糖値が低下し、動脈硬化や心筋梗塞の予防になります。
横浜創英短大の則岡孝子名誉教授が勧めるのはタマネギスープ。「タマネギを薄切りにしてオリーブオイルで茶色くなるまで炒める。水とブイヨンを加え煮立ったら弱火で10分煮て、塩コショウで味をつける。これを基本にベーコン・トマト・ニンジン・ジャガイモなどの食材を加えると飽きません」と語る。このスープなら1度でたくさんのタマネギを食べられます。料理方法は皆さんにお任せしますが是非、タマネギを食事に取り入れて下さい。嫌いな人はケルセチンのサプリメントも出ています。

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— posted by 越智邦明 at 05:22 pm  

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