さまざまな料理の具材や薬味として使われるネギは日本の食卓に欠かせない。さて関東と関西では種類も大きく違います。関東では下仁田ネギや千住ネギといった白い部分を食べる「白ネギ」が主流。一方、関西では「九条ネギ」のように青い葉の部分を食べる「青ネギ」を指します。うどんにのせるのも関東は白ネギ、関西は青ネギです。
さてどちらが栄養学的に勝るのか?白と青、両方の抗酸化作用を比べると青ネギの方が強いそうです。栄養成分を見ても、青ネギには強力な抗酸化物質であるビタミンCやβカロテンがより多く含まれていました。ちなみに青ネギの中でも「万能ネギ」はとびきり優秀で、ビタミンが他の青ネギの1.5倍、カルシウムは2倍も含まれていました。
しかし白ネギが劣っているという訳ではありません。白い部分に硫化アリルという辛味成分が多く含まれていて、血を固まりにくくして血栓予防、動脈硬化予防の効果があります。また体を温めたり神経を鎮静する作用がありますので、ストレスを感じてイライラしている人や睡眠不足の人にはおすすめです。
青と白、両方摂りたいものです。