名古屋大学の佐藤純准教授によると「気圧の変化は自律神経を乱し、体調不良を引き起こします。特に季節の変わり目は要注意です」と。気圧が低くなると交感神経が興奮し、心拍数や血圧が上がる。ストレスを受けた時と同じ状態になります。頭痛、めまい、場合によっては狭心症や心筋梗塞を引き起こす、と述べています。一方、高気圧の時は交感神経の高ぶりが抑えられ、心拍数や血圧が低下します。リラックス状態になります。ただし低気圧も長く続けば体は慣れてきます。ポイントは「落差」と「揺れ」だという。1時間に5~10ヘクトパスカルの落差、例えば寒冷前線の通過時は良くない。又、前線通過時は気圧が上がったり下がったりと「揺れ」ますが、これも自律神経に良くありません。
以上は全員に起こる訳ではありませんが、病気などで体が弱っている人、ストレスが多い人は影響を受けやすいようです。雨が降る(気圧が下がる)と調子が落ちるスポーツ選手は実際多いです。
さてどうすれば気圧の変化に勝てるのか?
規則正しい生活に尽きます。早寝、早起き。寝る前のパソコンやスマホの操作は自律神経を乱します。ヨガは効果的だそうです。
天気予報で気圧が下がりそうな時は、大事な用事を入れないのも重要です。