徳川時代に8代将軍の吉宗は、殖産のためにたばこ栽培を奨励したが、家代は「たばこは毒である」として禁煙令を出した。これは禁煙の歴史の第1歩であった。貝原益軒も「養生訓」の中で、たばこの中毒性について述べている。
さて世界を見渡すと、各国でさまざまな禁煙措置が施行されているにもかかわらず、喫煙者は特に途上国では増加傾向にある。WHOは、世界の喫煙人口を13億人とし、年間500万人が喫煙を原因とする疾病で死亡していると推定している。日本は年間10万人との事。日本で禁煙条例が最初に打ち出されたのは、2002年、東京都千代田区での「路上歩きたばこ禁止条令」である。その後、さまざまな地域で「受動喫煙禁止条令」が打ち出されている。
料理屋、特にカウンターでは完全禁煙にすべきだと思うが、やはり経営がネックになって「完全」は難しいと言う。
ここ最近、10月のタバコ大幅値上げで、禁煙補助剤の問い合わせが殺到してきた。これはいい流れだと思う。
国民の意識改革を望みたい。
さて話は変わって、今日はゆうちゃんの誕生日。満一才となった。昨日はお祝いにと家内、次男を連れて宇和島へ出かけた。みんなで料理屋の一室でお祝い会をした。思えばちょうど一年前、ゆうちゃんが産まれて駆けつけて一服したあと、やはりこの料理屋で昼食を食べた。今回は多くの方のプレゼントで、すっかり満足気のゆうちゃん。ますます元気に育ちますように。