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2009/4/7

イチロー


イチローが出血性胃潰瘍でダウンした話はあっと言うまに世界を駆け巡った。胃潰瘍は現在、成因的には、1.ストレス説、2.ヘリコバクターピロリ感染症もしくはその両方が考えられている。確かにあれだけの韓国戦を含め重圧にされされるとストレスがいかに胃に良くないかよく分かる。イチローもやはり“人間”だったのである。
私を振り返れば26才、研修医のときに線状胃潰瘍で悩んだ。空腹時は特に胃がシクシクした。診断は当時は胃カメラはほとんどなく、もっぱらバリウムであった。また薬もほとんど(今から考えると)いいものはなく防御系の薬、マーロックスの苦い液体を1日4回飲むぐらいであった。確かに朝から晩、いや深夜までよく働かされた。ものすごいストレスであった。環境の変化と共に2年で治ゆした。今は攻撃因子阻止薬の登場で比較的短期に治るようになった。同時にピロリが居れば除菌もするようになった。現代医学のこの20年間の発展はすばらしい。
イチロー君、早く良くなって元の打撃を披露して下さい。

— posted by 越智邦明 at 11:26 am  

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