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2008/11/14

夜寝る子は育つ


日本は世界で唯一、週の労働時間が50時間を超える労働者の割合が25%を超える残業立国である。総務省は日本人の睡眠不足の減少を「寝不足で懸命に働く日本人」とまとめた。しかし2004年の世界銀行の調べでは日本の労働生産性は先進7ヵ国で最下位、OECDの平均をも下回っている。日本人は睡眠時間を削って残業をし、きわめて効率の悪い仕事をし、子どもたちと接する時間を放棄している。
さて入眠に一致する成長ホルモン分泌は古来の格言「寝る子は育つ」の根拠としてよく知られているが、実際は夜更かしや徹夜をしても、1日の成長ホルモン分泌総量は影響を受けないことが分かってきた。では寝ないとどうなるのか?近年、夜の光がヒトに与える悪影響が次の4つにまとめられた。①時差ぼけ・・・食欲や意欲、作業効率の低下をもたらす。②明るい夜・・・生体時計の機能停止をもたらす。③睡眠不足・・・睡眠時間が4~6時間に減ると耐糖能の低下、交感神経の緊張の亢進、肥満をもたらす。④運動不足・・・肥満、アルツハイマー病、慢性疲労症候群をもたらす。
朝の光を浴び昼間に活動し、夜の光を浴びないことでヒトはその潜在能力を最大限に活用できるようプログラムされています。生体時計を考慮した生き方をしましょう。

— posted by 越智邦明 at 04:57 pm  

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