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越智クリニック
 
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2009/12/24

天皇誕生日(23日)


週途中の休日はホッとする。23日の一日を振り返ってみよう。冬至が過ぎて、これから日が長くなると考えると毎年の事ながら嬉しくなる。前日から、明日はゆっくり寝ようと考えていたが8時に起床。いつもながら休日はパンとコーヒー。愛媛新聞、日経新聞をくまなく読む。
来年度の診療報酬が10年ぶりにアップするかも、と書かれてあった。医療界は小泉改革によって縮少を余儀なくされた。そのひずみが現在起こっている。鳩山首相が公約を実現出来なければ「期待」は「失望」に変わる。
病院で回診を済ませたあと、天気が良いので久しぶりにゴルフの打ちっぱなしに行った。しかし30分ぐらいすると病院からTELがあり、「44才の女の方が昨夜から38.8℃あり、どうもインフルエンザらしいので診て欲しい」と。ドライバーをもう少し打ちたかったのだが、10分程SWによるアプローチを練習してから病院へ戻る。やはりインフルエンザでタミフルを投与する。
帰宅後、昼食。すきやき丼を食べた。1時半、全日空ホテルの近くのエステで「かかとエステ」をしてもらった。新年を気持ち良く迎えるために前から計画していた。おかげで踵はつるつるになった。2時半、若草町の総合福祉センターへ歌謡フェスティバルを聴きに行く。これは全員アマチュアであるが、その中で「歌で綴る昭和歌謡史」を是非聴いて下さい、と患者さんのTさんからチケットをもらっていたのだ。24曲の昭和の歌を次々と聴いたが、やはり昭和の歌には私なりに色々な思い出があり、胸を打たれた。印象に残ったのは「東京音頭」(S8)、「リンゴの唄」(S21)、「長崎の鐘」(S24)、「お富さん」(S29)、「有楽町で逢いましょう」(S33)、「いつでも夢を」(S37)、「星影のワルツ」(S42)等であった。星影のワルツは、3年前に上海へ院内旅行へ行った時に、公園で大音響のスピーカーが同曲と「北国の春」を流していたのを聴いて、「恐るべし、千昌夫」と思ったりした。Tさんに感謝しつつ、4時半、帰宅し、愛犬オンプと散歩へ。昼間なのでオンプも大喜びでしきりに尻尾を振っていた。5時半、まだ出せていなかった数人の年賀状を完成する。必ず一言は書くように心掛けている。6時半、ゆずをたくさん入れた、ゆず湯に浸る。1年の疲れが一気に吹き飛んだ気がする。
夕食は患者さんから送っていただいた「かつおのたたき」をおいしくいただいた。アルコールは鹿児島の芋焼酎、貴匠蔵(きしょうぐら)を前から気に入っていて、お湯割で2杯飲む。
デザートに最近人気のみかん「紅まどんな」を2個食べる。上品な甘さが何とも言えない。ついでに「紅ほっぺ」のいちごも食べた。これも甘くて最近人気です。
今年もあと1週間。気合を入れながら11時就寝。

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— posted by 越智邦明 at 07:55 am  

2009/12/21

口の中のトラブル


私の所へも多くの口内トラブル即ち口内炎、口腔乾燥症、味覚障害、歯周病などの方が訪れる。口腔ケアの重要性が叫ばれだした今日この頃、歯磨きやうがいも基本ですが、漢方薬も選択肢のひとつです。漢方薬はいくつかの生薬で作られているため、ひとつの漢方薬でさまざまな症状に対応できます。いくつかの成功例を揚げてみます。

①口内炎・・・十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)は体力、血力を取り戻して、免疫力をアップさせる働きがあります。
②口腔乾燥症・・・水を欲しがるタイプには白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)が、口が乾くが水を欲しがらないタイプには五苓散(ごれいさん)。
③味覚障害・・・補中益気湯(ほちゅうえつきとう)や六君子湯(りっくんしとう)。
④歯周病・・・排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)。

西洋薬で効かなかったり西洋薬の副作用で悩む場合など、漢方の出番があります。うまく組み合わたいものです。

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— posted by 越智邦明 at 03:09 pm  

2009/12/17

風邪は万病のもと


子供が散髪をして髪を短く切ると、風邪をひくのをよく見ます。これは医学的には、首の冷えが影響しています。首が冷えると、首を通る自律神経に異常が生じ、くしゃみや鼻水が出ます。よって民間療法として、これらの症状が出た時は、蒸しタオルで首を温めることをお勧めします。水で濡らしたタオルをラップで包み、電子レンジで1分加熱。そして乾いたタオルでくるんでから首に巻いて温めて下さい。
体が冷えたと感じたら、蒸しタオルで首を温める。是非実行してみて下さい。

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— posted by 越智邦明 at 06:47 pm  

2009/12/14

漢方薬


外来患者のFさん(53才、男性)。真夏に感じた全身倦怠感が消えず食欲もない。胃もたれ、下痢も続き何をするにもおっくうだ、と来院。顔色も、うつを思わせる暗さがありました。型通り、採血、エコー、胃カメラをしましたが全く異常なし。ここで私はFさんは、体を動かすエネルギーが低下した状態(気虚)で、もたれや下痢などの胃腸症状から消化器の働きが悪くなり、一層エネルギーの産生が低下したと考え、漢方の「補中益気湯」を処方しました。補中益気湯は医学の王様の薬と東洋医学では言われています。薬名にある「中」は、体の真ん中にある消化器を指し、ここの働きを補い高めて生命エネルギーを高め、元気にして疲れなどをとる作用があります。
Fさんは飲み始めて1週間で食欲不振や下痢が改善され1カ月で完治しました。何より明るい笑顔が戻ったのが嬉しかったです。

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— posted by 越智邦明 at 01:18 pm  

2009/12/10

大阪学会


12月6日(日)、大阪はリーガロイヤルホテルで糖尿病の学会が行われ、前日より大阪へ入った。
今後、糖尿病の治療を一変させるといわれる「インクレチン」なる薬の説明会であった。従来の薬剤は血糖降下薬と言われ、高血糖を是正することはできても糖尿病の成因そのものには関与してこなかった。ところがインクレチンは、膵臓のβ細胞保護効果を有し、糖尿病を根本から治す可能性のある薬である。特に糖尿病にかかった人なら誰もが一度は経験する「低血糖発作」がほとんど起こらないのも魅力である。
会場は700人を超えるDr.であふれた。糖尿病治療の限界をひしひしと感じているDr.達が、更なる治療の発展の為にと講演に集まった訳である。世話人はインクレチンならこの人と言う、関西電力病院の清野裕(せいのゆたか)先生。秋田大学の山田教授を始め、糖尿病の権威達の話を目のあたりにすることで、従来の糖尿病知識のおさらいが出来た事も学会の利点である。そこには書物からは入ってこない一種のワクワク感が存在するのである。Session2で、米国のDr.による「海外におけるインクレチンの治療戦略」と題して、英語の講演があったがこれも大変為になった。しかし総じて糖尿病治療は世界的にも日本が一番進んでいるように思われた。学会で得た新しい知識を基にますます糖尿病治療のレベルアップを誓って大阪を後にした。
尚、尊敬する清野先生と記念写真を撮らせていただきました。

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— posted by 越智邦明 at 05:39 pm  

2009/12/7

健康食品


今日は皆さんが「健康になる」と信じている食品(?)についてのお話である。
学会誌に島根医大の木下Dr.が書いてある一文が目に留まった。
大学病院には地域の色々な治らない患者が送られてくる。
(その1)
原因不明の発熱と肝障害で送られてきた女性。いくら調べても分らず、生活歴を詳しく聞いてみると、生でミミズを健康のため食べていることが分かった。「体の毒を消す」と称して自分の庭を掘ってミミズを探し、生で食べていた。ミミズを中止させて、その後すっかり良くなった。
(その2)
上腹部の不快感や食欲不振が続き、胃カメラや血液検査を受けても軽快せず、腎機能も悪くなったため入院した若い男性。あらゆる検査をしたが分からず生活歴を聞くと、何と「健康のため」と称して自分の尿を毎日、大量に飲んでいたことが分った。これをやめさせて全快した。
以上のように我々の知らぬ所で患者さんには色々な生活習慣があることを肝に命じて診療せねば、と問診の重要性を認識させられました。

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— posted by 越智邦明 at 05:11 pm  

2009/12/3

卒業30周年


先月11月29日(日)に、私の東京医科歯科大学卒業30周年パーティーが東京有楽町の日本外国特派員協会(外国人記者クラブ)で行われた。医学部77名、歯学部77名の卒業であったが、参加者は(医)46名、(歯)44名の計90名であった。時々会っている連中はとも角として、本当に30年ぶりに会うとお互いに顔を見つめ合って懐かしんだ。
会は母校、医歯大の整形外科教授となった宗田大君が大学の現状をパワーポイントで説明する所から始まった。大学もすっかり様変りして、とても驚いた。その後、90名が大学時代の出席番号順に1人1分スピーチを行い、私は開業して22年になること、地元松山は坂の上の雲で盛り上がっていることetc、地元のPRも行った。
同級生は大学では教授、准教授クラス。勤務医ではほとんど部長~院長クラスになっており、しっかりと地域の中核を担っていた。お互い現状の生活の苦悩等も語り合い、大変有意義なパーティーであった。皆さん、是非、同窓会には顔を出して下さい。何かが得られると思います。

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— posted by 越智邦明 at 09:49 am  

2009/12/1

くに~ず新聞


くに~ず新聞Link  2009年 冬号 Vol.33 を掲載しました。
 
左のメニューの くに~ず新聞 をクリックするか、ここLink をクリックして御覧ください。

— posted by 管理人 at 05:00 pm  

2009/11/30

夜間頻尿


「夜間頻尿」と「不眠症」は高齢患者の多くが訴えてくる開業医泣かせの病態である。以前に書いたが、夜間頻尿の多くは(男性の場合)前立腺肥大によるものが多い。
ところが「昼間はそうでもないのに、夜になるとオシッコの回数が多く量も多い」という場合に疑うのは「心不全」と「高血圧」である。
夜間頻尿とは、1日に3ℓ以上のオシッコが出て、その3分の1が夜間に排出されることをいいます。オシッコは腎臓で作られますが、健康人では尿量は午前中に多く逆に、12時間後の夜間にはいずれも最低になる。昼間に多くなければならない尿量が減少し、夜間に尿量が増えるのは、心臓の働きが悪くなった証しなのです。心臓のポンプとしての働きが衰えてくると、昼間は動かさなければならない筋肉や内臓に血液がたくさん流れ、尿を作る腎臓の方に行く血液は少なくなってくる。
結果として尿量は昼間は減少し、活動のおさまる夜になってようやく腎臓に血液が供給できる状態になり、尿量が増えるのです。つまり心不全の人は、昼間のオシッコ量が少なく、逆に夜に多尿になります。また、高血圧の人も取り過ぎた塩分を排出するため、夜間の尿が多くなります。
夜オシッコに行く回数が増えたら「単なる老化」などと片付けないようにして下さい。

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— posted by 越智邦明 at 11:23 am  

2009/11/26

ワンポイントアドバイス


よく患者さんより、LDLコレステロールが高いと言われたがどういうことか、どうしたら良いかと質問があります。
LDLは悪玉コレステロールと呼ばれ、善玉のHDLと対比されます。当然、「悪玉はより低く、善玉はより高く」が理想です。健診基準が変わって総コレステロールは項目よりはずれました。
さてLDLが高い原因として3つの原因、即ち運動、食事の油、間食があげられます。コレステロールは夜間に合成されやすく、その数値を下げるには夕食後のウォーキングや運動が理想です。次に野菜の煮物やサラダなどを一緒に取ることです。野菜の繊維質がLDLの上昇を抑えてくれます。家庭で使う油は、オリーブ油やゴマ油など植物油にするのがよいとされています。間食については、ケーキやシュークリームには脂肪成分が多く含まれていますので、できるだけ控えて下さい。
以上試みてもいっこうに下がらないときは、最近すぐれた内服薬が開発されていますので相談下さい。

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— posted by 越智邦明 at 12:18 pm  

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