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2009/12/14

漢方薬


外来患者のFさん(53才、男性)。真夏に感じた全身倦怠感が消えず食欲もない。胃もたれ、下痢も続き何をするにもおっくうだ、と来院。顔色も、うつを思わせる暗さがありました。型通り、採血、エコー、胃カメラをしましたが全く異常なし。ここで私はFさんは、体を動かすエネルギーが低下した状態(気虚)で、もたれや下痢などの胃腸症状から消化器の働きが悪くなり、一層エネルギーの産生が低下したと考え、漢方の「補中益気湯」を処方しました。補中益気湯は医学の王様の薬と東洋医学では言われています。薬名にある「中」は、体の真ん中にある消化器を指し、ここの働きを補い高めて生命エネルギーを高め、元気にして疲れなどをとる作用があります。
Fさんは飲み始めて1週間で食欲不振や下痢が改善され1カ月で完治しました。何より明るい笑顔が戻ったのが嬉しかったです。

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— posted by 越智邦明 at 01:18 pm  

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