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越智クリニック
 
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2015/10/26

糖の呪い


加齢と共に体がさびる「酸化」はよく知られていますが「糖化」は浸透していません。糖化とは、血糖が高い状態が長く続くことで体のタンパク質と糖がベタベタにくっついてしまいタンパク質がボロボロと劣化し細胞が老化してしまう状態です。
糖化が起きると「AGE(終末糖化産物)」という病的な物質が体の中で増えます。AGEが皮膚をたるませたり骨をスカスカにしたり体のあちこちを老化させます。更に進むと動脈硬化から心筋梗塞、脳梗塞ひいては認知症まで引き金になります。
糖化は長く放置すると、やり直しがきかなくなります。米国のDCCT-EDIC研究によると高血糖を6年半放置するとその後に改心して、いくら血糖治療を強化しても血管や腎臓の病気の発症リスクは減らせないことが分かっています。いったん出来たAGEは体内にどんどん蓄積していくのです。
まさしく「糖の呪い」です。
どうか検診で高血糖を指摘された方は、早急に主治医と相談して血糖を下げる努力をして下さい。

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— posted by 越智邦明 at 04:25 pm  

2015/10/22

カント


ドイツの哲学者として有名なイマヌエル・カント(1724~1804)。日本の哲学者例えば西田幾多郎等にも強い影響を及ぼしました。明治、大正の帝大生が「デカンショ節」を歌って流行らせたデカルト・カント・ショーペンハウエル。
さてカントの規則正しい生活はよく知られています。
決まった時刻に起床し、決まった時刻に勉強して午前中の講義を済ませた後、午後は決まった時刻に同じコースを散歩しました。町の人が散歩するカント教授の姿を見て時計の針を合わせたというエピソードはあまりに有名です。
一方で彼は気難しい人物ではなく、昼間の孤独な思案のあとは自宅に友人を招いて一緒に夕食をとるのが常でした。「規則正しい生活」と「人との交流」。これがこころの健康の基本です。
患者さんの中にも、うつ(状態)の方は多く見受けられます。抗うつ薬を精神科で処方されますが、やはり上に述べた生活習慣を身につけることがものすごく大事です。またうつにならないためにも、このような生活習慣を身に付けて欲しいものです。
メリハリのない生活と孤独は心身を弱らせてしまいますから。

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— posted by 越智邦明 at 04:23 pm  

2015/10/19

院内旅行


10月11日~12日の連休に院内旅行を行った。今回は「湖上温泉と出雲大社」と題して山陰へのバスツアーであった。
総勢14名で晴天の中、出発。従来の飛行機旅行と違って病院からの出発ということで気分的には楽であった。瀬戸大橋を渡ってまずは倉敷に入り、有名な美観地区を散策。以前もブログで書いたが私にとっては2度目。客を乗せてゆったりとこぐ船頭さんの姿も情緒があり、柳や白壁屋敷などの風景は江戸時代にタイムスリップしたようである。
次は秋の高原、蒜山(ひるぜん)高原を訪れた。広大な牧場のはるか向こうにはサイロも見えて、まるで北海道に来たようであった。尚、B級ご当地グルメに取り上げられた、ひるぜん焼きそばはおいしかった。
宿泊は鳥取県の望湖楼。山陰八景に数えられる美しい鶴の湖(うみ)東郷湖の湖上に浮かぶようにそびえる「はわい温泉」である。カランコロンと桟橋を渡って湖上露天風呂に入った。湖底から湧き出した温泉の源泉掛け流しを楽しんだ。その後、楽しい宴会で時間を過ぎるのを忘れた。
翌日は出雲大社を訪れた。山陽の暖かい気候から一転して山陰の曇り空で寒かった。ここは江戸時代以降は「出雲の縁結びの神様」として全国的な信仰を集めている。ガイドさんより大国主神以来の説明を聞きながら廻った。各自、ニ拝四拍手一拝で色々なお願い事をした。皮肉にも激しい雨に打たれた。
その後、島根ワイナリーでバーベキュー昼食をいただき、しまなみ大橋を渡って帰路に着き、無事、楽しい2日間を過ごした。
尚、同日出雲大社鳥居前から出雲ドームまでの出雲駅伝が行われ、沿道には多くの観客や警官が出ていました。結果は青山学院大が優勝しました。

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(追伸)
昨日10月18日は、ゆうちゃんの6才の誕生日でした。早いものです。
職員や患者さん、MRさんから多くのプレゼントをいただき、娘に代わって御礼申し上げます。感謝。
スペースの関係でプレゼントを4点披露いたします。
順に①ルームシューズカメラポーチ(当直ナースより)
   ②カラオケセット
   ③アクアビーズ
   ④プリキュアキラキラシール手帳
   ⑤最後はケーキで大喜びのゆうちゃんでした。
ハロウィンの黄色の帽子が、かわいいですね。

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— posted by 越智邦明 at 08:08 am  

2015/10/15

アスペルガー障害


朝日新聞出版の「大人のアスペルガーがわかる」(梅永雄二著)を読んでみた。
脳の器質的な障害が原因で起こるとされている。「空気が読めない」「常識はずれ」等と片付けられていた性格障害の人の中には実はこの病気があることが分かってきました。
アスペルガーの人は並外れた記憶力や集中力を持っていたり、決まったことを正確に遂行する能力にはたけている場合が多いので、その欠点に驚くと共に、ついつい単なる心の屈折と捉えてしまう。
他者の意見、感情、立場などを理解する共感スキルや優先順位をつけるときに必要な意思決定スキルが非常に低い。そのため日常生活を送る上で大きな困難や人との摩擦が生じやすい。
私の患者さんには基本的に1人で生きる人で、周りの人との協調性のない人が多く見受けられます。
困ることは「空気が読めない」ことが本人には気付いていないことです。

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— posted by 越智邦明 at 03:55 pm  

2015/10/13

お祭り


今年もお祭りがやってきた。10月7日、すばらしい雲一つない晴天の下、お祭りを迎えた。
松山の四角さん、八角さんについて調べてみた。
江戸時代、松山藩で四角型(黒色)と八角型(金色)の神輿は「四角さん(町方のみこし)」「八角さん(村方のみこし)」と呼ばれ、その鉢合わせ(神輿のぶつけ合い)は町人対農民の力比べと言われた。
松山では鉢合わせは神の霊威を高め御魂の発動を促進誘発する行為「神輿振り」として歓迎されるようになったとか。
今年も、八角さん、四角さんの順に当院に訪れて下さり、私を載せていただいた。この儀式により当院に通う多くの患者さんの邪気を払い、一年間の無病息災を実現出来るものと有難く感謝しています。どうか来年までの1年間、皆様の無事を祈っています。
尚、動画も楽しんで下さい。

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— posted by 越智邦明 at 05:35 pm  

2015/10/8

トランス脂肪酸


米国で3年後に禁止されるトランス脂肪酸。この規制は世界の流れである。厚労省は静観であるが大丈夫なのか?
トランス脂肪酸の恐ろしさは米国で04年に公開された映画「スーパーサイズ・ミー」で大注目された。なかでも2カ月常温で放置されながら腐らなかったポテトフライである。別名“プラスチック油脂”と言われ、添加された食品は劣化しにくくなる。それが悪玉のLDLコレステロールを上昇させて血管の内側にヘドロ状にたまり心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす。ニューヨーク市は映画公開の翌年、トランス脂肪酸の規制を打ち出した。
トランス脂肪酸は天然の油脂にわずかに含まれるが、加工品に圧倒的に多い。下の表の如くである。
含有量はマーガリンが最大13%と突出しているが、菓子類やインスタント食品、冷凍食品なども侮れない。
トランス脂肪酸を避けるには重ねて取らないのがコツです。気をつけて映画の主人公みたいにならないようにしましょう。
 
油脂類
マーガリン、マヨネーズ、コーヒーフレッシュ、ピーナッツバター
菓子類
ケーキ、アイス、チョコ、ドーナツ、ポテトチップ、クッキー、パイ
インスタント
カップ麺、カレーやシチューのルー
冷凍食品
揚げ物、ピザ
 

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(追伸)
ちょうど9月27日、中秋の名月の日に遊びに来ていたゆうちゃん。満月をバックにVサイン。
オンプ君と新たに加わったキー君とじゃれ合っています。
絵本を持ってサヨウナラでした。
尚、ホームページトップの写真は、愛南町です。
左端にちょっと写っているのが、珊瑚礁で有名な鹿島です。

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— posted by 越智邦明 at 05:43 pm  

2015/10/5

京都出張


9月26~27日、保険医協会の出張で京都へ出かけました。
27日の朝、早起きをして稲荷大社へ参拝に行きました。
平安京以前より人々が崇めてきたパワースポット「伏見稲荷大社」。全国3万社の稲荷神社の総本宮。本殿の背景には稲荷山がそびえ、山中の参道には有名な千本鳥居をはじめ、5000基の鳥居が建ち並んでいます。我が母校、駿河台予備校の山崎春之氏の名前もありました。商売繁盛の神様と知られ願い事が通る、通ったという意味で奉納された鳥居にあやかりたいものです。
特にゆうちゃんがすくすく育つように願を掛けました。
早朝にもかかわらず外国人(欧米、中国人)が多数訪れていました。
ホテルから見える京都タワーも素敵でした。

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— posted by 越智邦明 at 08:16 am  

2015/10/1

ゆうちゃん来訪


4連休にやってきたゆうちゃんを連れて総合公園に行きました。
車中で「どんな所へ行くの?」としきりに尋ねるので、娘が「とても面白い所よ」と繰り返し説得していました。
天気は快晴で、すがすがしい秋風が吹き絶好の秋晴れ(9月20日)でした。やはり、ゆうちゃんにはすべり台がたまらなく面白かったようで、行きも帰りも何回もすべって最後は、「もう帰るよ!」と強引にやめさせたほどでした。
頂上のテラスに登ると大好きな双眼鏡があり、100円を入れてしきりに見ていました。「あっ、お城だ。あっ海だ。」と大興奮でした。
コスモスもきれいに咲き、秋を満喫しました。頂上の一面の芝生を見て、アイアンを持ってくれば良かったと残念に思った私でした。忽那諸島を見渡し、興居島の伊予富士もいい眺めでした。

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— posted by 越智邦明 at 08:39 am  

2015/9/28

パプリカ


パプリカは野菜NO.1のビタミンC含有量である。レモン、イチゴ、ピーマン等も多いがパプリカにはダントツに含まれる。何故ビタミンCを取り上げたのか?
ビタミンCは昔から免疫力を高め、色素を薄める効果もあるためシミやソバカスを防ぎ色白になることは知られており、保険適用にもなっています。
最近はその他に活性酵素を除去し血管の老化を防ぐ効果があります。心疾患は「がん」に続いて死因の第2位ですから関心も高いはずです。
パプリカは赤や黄など、あの濃い色にも注目です。色の濃い野菜には抗酸化作用が強いポリフェノールが含まれます。動脈硬化を防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞の予防、更には発がん物質活性化を抑制する働きも認められています。さらに食物繊維も多く健康的な野菜です。
生で食べるのをお勧めします。

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(追伸)
連休にやって来た時に、爪にお化粧をしているのでパチリと撮りました。やはり女の子ですね。
それと後藤田先生夫妻のお墓に水をやってくれるやさしい、ゆうちゃんでした。
さて毎年恒例の彼岸花が咲き始めました。(赤と白があります。)
秋の訪れを感じます。

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— posted by 越智邦明 at 03:34 pm  

2015/9/24

ゆうちゃん語録


①ゆうちゃんと寝ながら色々な話をする。
この間のこと。「パパはね、夜中の2時に帰ってくることもあるんだよ。」「ごはんはどうするの?」「そのときはね、ゆうりは目が覚めて台所へ行ったんだよ。そしたらパパはね、買ってきた焼きソバを作っていたんだよ。パパはね、トンカツとおソバはすきだからね」「ママはどうしてたの?」「ママはとてもよく眠っていたよ。だから起こさなかったんだよ。」
「大変だなあ。パパもおなかがすいていたんだね。ゆうちゃんが早くお医者さんになって手伝わないとね。」「うん・・・。」

②ゆうちゃんとオンプ君の散歩中の話。
ゆうちゃんは宇和島で英語を習っているので、英単語もかなり言えるようになった。
「ゆうちゃん、犬は?」→「ドッグ」、「星は?」→「スター」、「3月は?」→「マーチ」、
「机は?」→「デスク」すごいね。なんでも言えるね。
じゃあ「空は?」→「スカイ」
次が問題の場面です。
「むずかしいぞ、虹は?」
少し考えたゆうちゃんでしたが、何と答えたその言葉は「ツーオクロック」
一瞬、意味が分からなかった私でしたが、ゆうちゃんは「2時」(two o’clock)と答えたのでした。そうか、そっちの「ニジ」か。「正解、正解!、ゆうちゃん満点だね。」と答えた私でした。

③この間、狂暴な犬が警察官に鉄砲で打たれて死んだ事件があった。
散歩中にとてもうるさい犬がいたので「ゆうちゃん、鉄砲でやっつけようか?」と尋ねると「じいじ、だめだよ。そんなことしたらおまわりさんにつかまるよ。」「じゃあ、どうするの?」「それはね。かんたんだよ。ガムテープで口をふさいだらいいんだよ。」「・・・・。」
どこまでも賢いゆうちゃんでした。

写真はディズニーシーに行った患者さんから、ゆうちゃんへのプレゼント。鶴は女性入院患者さんがゆうちゃんへ、と折ってくれたものです。

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— posted by 越智邦明 at 05:26 pm  

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