この湖は地理の試験にもよく出る汽水湖。西から斐伊川が流れこみ、中海を通じて日本海と接する。淡水でも海水でもない不思議な環境の下、宍道湖七珍という独特の食文化が出来上がった。
七珍とはスズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ、シラウオ、コイ、シジミの七つ。頭文字をとって相撲足腰(すもうあしこし)と覚えるんだそうで、七品を組み合わせておいしい料理が食べれるんだそうです。
中でもシジミは全国ブランドで、全国の40%を占める別格の存在。地元では乱獲を防止するためシジミ漁は週4回、1日4時間以内に制限しているとか。旬は年に2回。6、7月の産卵期は身がふっくらとして食感がいい。それと今の12~2月の厳冬期は越冬のため体内に栄養をため込み、うまみ成分がもっとも高くなる。メチオニンを含むため肝臓にも良いとされます。
味噌汁やすまし汁にはやはり欠かせないシジミ。食卓に是非、加えて下さい。