崇城大の村上薬学部教授が次のように言う。果物は果実よりも皮に多くの栄養素が含まれている。果物を皮ごと焼くことによって皮の部分もおいしく食べることができます。果物を焼いて食べるのは、漢方が伝わる以前から日本で受け継がれてきた和方の手法です。
たとえばみかんの皮には胃のぜん動を活発にして、食べ物の消化・吸収をよくするナリンギンという成分や動脈硬化に予防効果がある精油が豊富。また発がん抑制作用があるβクリプトキサンチンや血圧の上昇を抑え、血管の老化を防ぐヘスペリジンという成分もあります。
バナナの皮にも整腸作用があり、これは皮に含まれるフラクトオリゴ糖による。りんごの皮に含まれるペクチンは胃腸の機能を整えます。酸味が強いパイナップルやいちごを焼くのもいい。
果物を焼く際には直火でもホイル焼きでも構わないが、しっかり焦げ目がつくまで焼くのがコツだそうです。
是非試して下さい。