血糖が高いとAGEが体の中に毒として作られ動脈硬化、認知症、がんを持たらすと述べました。さてAGEを体内で増やさない食事法を紹介します。AGEは「焼く、揚げる」と増えます。そのため「煮る、蒸す」調理法がベターです。食後に緑茶を飲むとAGEの産生が減ることも分かっています。
さて今回は食事以外として勃起不全のクスリである「バイアグラ」にAGEによる糖化から体を守る作用があることがわかりました。AGEは人間の細胞の表面にあるAGEレセプターという吸盤にくっつくことで細胞に悪い刺激を与えますがバイアグラ、シアリス、レビトラ等、PDE5阻害薬はその吸盤の数を減らすためAGEの悪い刺激が細胞に伝わりづらくなるそうです。バイアグラには糖化と同様に老化をもたらす「酸化」も予防することが分っています。
「バイアグラ週1回法」で男性ホルモンであるテストステロンも2倍に増えたそうです。男性更年期障害にも改善をもたらすそうです。
今後はバイアグラなどのPDE5阻害薬がアンチエイジングの薬として広く使われるようになるかもしれません。