さていくつかの医学的問題点を掲げてみる。
①喫煙と不妊
因果関係があり自然流産、早産は1.5倍になる。妊娠合併症(前置胎盤、破水等)も高くなる。唇、口蓋破裂や先天性心疾患等の先天異常も増える。
②子供
喫煙していた妊婦から産まれた子供は、男、女共に身長、体重が少ない。また注意欠陥多動性障害や特に男児では行動障害を起こす確率が高い。
③美容
活性酸素の影響を受けて弾性繊維であるエラスチンの構築が異常を来たし、しわが増える。また、しみやくすみをつくる。ポーラが女性30万人を調査した所、30才以降で皮膚のメラニン量が喫煙者の方が10~20%多く、肌年令が5才老化していたという。更に紫外線によく当る生活をしている人は、肌年令が10才老化していた。
その他、発癌の問題もありますので是非禁煙をしていただきたいものです。
(追伸)
塩崎潤さんが5月27日亡くなられた。(享年93才)。先生とは義父、後藤田先生からのお付き合いであった。下の写真は先生の絶頂期即ち経済企画庁長官になられた直後の忙しい中を縫って、拙宅の落成式に来ていただいた時の一コマである。前日からSPが我が家の下調べに来て、大臣というものはすごいものだなあと感心したことを覚えている。写真に写っている親父や義母も今は居ない。赤い服は長女です。
潤先生のご冥福をお祈りしたい。