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2014/2/3

旅行と胃力


「旅行をすると健康になる」という言い伝えがあります。
特に胃が元気になったり、慢性疾患、軽度認知症、うつ病などの改善の報告が出てきました。
科学的に説明してみましょう。旅行の出発時から、がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)が活性化し、細胞をさび付かせる活性酸素の量が低下することが分かりました。
動脈硬化や細胞の老化を防ぐSOD(活性酸素を取り除く酵素)の増加も見られます。旅をしている人の脳は、リラックス時に高くなるα波が増えストレスホルモンの「コルチゾール」の分泌が低下します。旅行に行く人は前日から幸福感や充実感が高まり、帰宅後2日目に最高値になります。(ピクニック効果)。
旅の余韻が残るのはこのためで、怒りや敵意が減少します。ストレスがたまると脳の視床下部からCRFというストレスホルモンが出て、胃の働きを弱め胃もたれや痛みの原因となります。旅はCRFの分泌を減らし胃の不快な症状も改善してくれるのです。
是非、旅に出て胃と体を健康にして下さい。

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(追伸)
家内が2月1日、宇和島の娘の所へ出かけた。
お目当ては3度目の宇和島公演となる歌舞伎俳優の市川猿之助。市内を人力車で練る猿之助に紙吹雪が舞って、家内も何度もシャッターを押したと言う。猿之助は人力車の上からカメラに向かって「また来年も呼んで」と呼び掛けていたそうです。
会場の南予文化会館は満杯(900人)。演目は「助六」と「女伊達」。最後まで拍手が鳴り響いてたと。

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— posted by 越智邦明 at 04:23 pm  

2014/1/30

ふくらはぎマッサージ


「ふくらはぎマッサージ」を考案したのは、米オハイオ州トランバルメモリアル病院で救急外科部長を務めていた石川洋一医師(故人)。自著には「点滴がスムーズに落ちていかない患者のふくらはぎに触れると冷たい。思わずさすっていると点滴液が少しずつ落ち始めた。そこで重点的にふくらはぎマッサージをすると顔色に赤みがさし、点滴液がスムーズに流れ出した。」とある。そのことがきっかけで、ふくらはぎと血流アップの関係に注目し、やがて外科医をやめ「ふくらはぎマッサージ」を広めるようになったと言う。なぜか?
血液は重力の影響で70%が下半身に集まる。それを心臓へ戻しているのがふくらはぎです。ふくらはぎの筋肉が収縮し静脈が刺激されて縮んだり緩んだりする。それがポンプのような働きになり、血液が勢いよく心臓に押し戻される。結果、血流がよくなり体温が上がる。ふくらはぎのポンプ作用で常に心臓にたっぷりと血液が戻るので、心臓の筋肉が元気になり心臓への負担が軽くなります。
そのためエネルギー効率がよく、やせやすい。自律神経のバランスも整い、頭痛、腰痛、凝り、不眠といった自律神経のバランスが原因の疾患が改善されます。現代人は歩く機会が減り、ふくらはぎのポンプの働きが悪くなっています。一度やってみて下さい。体がポカポカし足や体全体が軽くなります。両手の親指を重ね体重をかけるようにゆっくり押します。痛気持ちいい程度の強さでやって下さい。

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— posted by 越智邦明 at 04:56 pm  

2014/1/27

寒ブリ


ゆうちゃんと年末に食べた食事の中で一番おいしかったのは、ブリしゃぶであった。大将の説明では「やはりブリの真骨頂は寒ブリです。今日は有名な氷見(ひみ)の寒ブリです。」とあった。ちょうど次男が富山大学大学院に在籍していることもあって、氷見の寒ブリについて調べてみた。
ブリは春に日本海を北上し、秋になると北海道積丹半島沖から南下し始め能登半島を越えて再び南へと戻ってゆく。北のてっぺんまで行ったブリは「天上ブリ」といって縁起物だがやはり味は何と言っても寒ブリである。小寒から大寒までに取れるのが寒ブリで、全国に名をとどろかせているのが氷見の寒ブリである。地図帳で見て欲しいのですが、氷見市は能登半島の付け根、富山湾の北西部に位置し立山連峰が一望できる漁業の町。氷見沖には富山湾で最も大きな大陸棚が広がり魚の産卵場になっている。そこに入ってきたブリは、寒流にもまれて身が引き締まり産卵をひかえて脂が最ものった極上となるのです。漁法は定置網。取ったブリは即座に氷水につけて“沖じめ”にし鮮度を保ったままセリにかけられる。出荷箱には「ひみ寒ぶり」と記した統一証明書も付けられる。まさにブランドブリなのである。
そのブランドブリは刺し身もうまいが、スライスしてしゃぶしゃぶと食べるブリしゃぶが絶品と食通は口を揃える。確かにさっと湯に通して食べてみると、ブリ本来のうま味が舌に感じられた。牛しゃぶを食べているのかと間違えるほどであった。
富山は口当たりのうまい日本酒も揃っている。酒とブリしゃぶ。富山はいいですなあ。

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— posted by 越智邦明 at 04:16 pm  

2014/1/23

日本酒と季節(その2)


日本古来のアルコールである日本酒は奥が深い。
日本酒サービス研究会の長田卓研究室長の論文が面白い。
夏に美味しい日本酒の「オンザロック」。氷を浮かべて飲む氷室酒(ひむろざけ)は平安時代の貴族も嗜んでいたという。
日本酒造りの最盛期(12~2月)にリリースされる新酒は出来たてならではの香味が味わえるし、9~11月に発売される「冷やおろし」は芳醇でまろやかな飲み口が味わえる。
爽やかな春には爽やかな香気の「吟醸酒」系がマッチするし、暑い夏にはスッキリ爽快な「生酒」や「スパークリングタイプ」が適合する。脂ののった食材が出回る秋にはコクのある「純米酒」が料理と好相性を示し、寒い冬になると温めた「燗酒」が五臓六腑に染み渡る。季節の伝統行事と日本酒の関係を並べてみよう。

①元旦:「屠蘇」・・・家族の健康を願い漢方薬を混ぜた日本酒。
②桃の節句(3月3日):「白酒」・・・魔除けや清浄の意味を込める。
③4月初旬:「花見酒」・・・田んぼの神様の依り代(よりしろ)である桜の下で米の豊作を祈願する。
④端午の節句(5月5日):「菖蒲酒」・・・邪気を払う。
⑤重陽の節句(9月9日):「菊酒」・・・長寿をもたらす菊の花びらを浮かべて飲む。
⑥祭りの酒・・・豊作祈願及び豊作のお礼を込めて飲む。

更には雪景色を愛でながらの「雪見酒」、中秋の名月を鑑賞しながらの「月見酒」など日本酒は本当に奥が深いと思います。

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— posted by 越智邦明 at 05:54 pm  

2014/1/20

スポーツ突然死


以前にも取り上げましたが、1984年から5年間に起きたスポーツ中の突然死645人のうち心臓病による死亡が7割以上を占めている。高血圧、糖尿病などの持病をはじめストレス、睡眠不足も大敵である。競技別では、59才以下ではゴルフ、ランニング、水泳の順に、60才以上ではゴルフ、ゲートボール、ランニング、登山の順に突然死が多い。
さて心臓病は6割以上が不整脈が原因です。息苦しい、熱っぽい、冷や汗、胸焼け、息切れ、動悸、呼吸が上がるなどの症状が出たらすぐに救急車を呼んで下さい。心筋梗塞の治療はゴールデンタイムと呼ばれる3時間以内に開始することが大事です。しばらく様子を見ようはアウトです。その中で医療関係者がよく使うのに、パルスオキシメーター(SpO2)がある。指先にクリップではさむだけだが、SpO2が第5のバイタルサインとして脈拍、体温、血圧、呼吸数に次いで注目されている。SpO2は家庭用の簡易型も販売されている。中には脈の乱れを発見できる脈波形などを調べられるものもある。スマホやタブレット端末に接続して測定することも可能で、より使い勝手が良くなっています。
スポーツで命を落とすことがないように願っています。

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(追伸)
先日のゆうちゃんの居場所ですが、5人の中でやはりママの後ろにしっかり隠れていました。
ママの後ろが安心のようです。次回は隠れないでね。

— posted by 越智邦明 at 05:40 pm  

2014/1/16

友と別れて


作詞家といえば今は秋元康さんが有名だが、日本の歌謡史上、最も偉大なのは阿久悠さん(1937~2007)ではなかろうか。ペンネームの由来は「悪友」から。生涯作詞した曲は5,000曲以上。ジャンルは演歌、歌謡曲、フォークソング、アニメソングと幅広い。また日本テレビのオーディション番組「スター誕生」を企画したことは有名である。日本レコード大賞に選ばれたのは「また逢う日まで」「北の宿から」「勝手にしやがれ」「UFO」等たくさんある。
その他、「熱き心に」「青春時代」「時の過ぎゆくままに」・・・等々きりがない。一方、野球ファンで阪神タイガースのファンであったが、応援歌は作っていないようです。
さて数多い作詞の中で今日は、小椋桂さんが作曲した「古城の月」を取り上げたい。「古城の月」という作品の中で次のようなサビの部分の詩がある。
       
       夢は破れて夢と知り
       愛は破れて愛と知り
       時は流れて時と知り
       友は別れて友と知る

私は開業以来、26年間、病院雑務の相談相手としてMさんを頼ってきた。本当にフットワーク軽く色々な事を調べ、又教えてくれた。父親以上である。そのMさんが昨年末、12月24日急逝した。63才であった。今、私は深い悲しみの中にある。「友は別れて友と知る」を実感している。
Mさんの御冥福を祈りたい。

— posted by 越智邦明 at 05:06 pm  

2014/1/14

還暦同窓会


愛光学園14期生の還暦同窓会が1月3日、全日空ホテルで行われた。
愛光は創立も我々の生まれ年昭和28年であるから、愛光学園も60周年を迎えたのである。60才の節目に一献傾けようということで、仙波英徳君をはじめ幹事が参加者を募った。
参加者は結局、78名。寄付のみ参加者が21名であった。亀井文雄君(同窓会会長)の開会のあいさつの後、13名の物故者の黙祷が行われた。続いて、中村道郎校長のあいさつをいただいた。中村先生は「われらの信条」(生徒手帳)の中で、「愛と光の使徒たらんこと!」を改めて強調された。全人類に「愛と光」を以て接することを生涯忘れないように、との訓示があった。続いて、愛光学園に寄付金100万円の贈呈が行われた。次に卓話と称して、今井環君(NHKエンタープライズ社長)、石司次男君(JR東日本副社長)、樋口建史君(前警視総監)がそれぞれの体験を踏まえて話をしてくれた。乾杯は93才を迎える、恩師白石一夫先生がされた。我々が高3の時の学年主任でもあった。卒業後、42年経ってお会いした白石先生は、やや歩行がおぼつかないものの大きな声で乾杯の音頭を取られた。その後、恩師として佐々木稔先生、山一保穂先生がスピーチされ、とても懐かしく45年前を振り返った。最後に「校歌斉唱」。3番まで歌ったのは卒業以来、初めてかもしれない。みんな元気よく大声で歌って、学生時代に一瞬であったが戻った。
主席者の近況報告で「平均寿命からしてあと18年しか残りがない」という悲観的な意見の人から「明日の事をくよくよ考えずに今日1日を楽しく生きましょう」という楽観論まで聞かれた。
みなさん是非、同窓会には出席して下さい。何かひとつでも収穫がありますよ。尚、記念品は校章をあしらったタイピンであった。

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(追伸)
先週の「年末あれこれ」の中で読者の方から「集合写真の中に、ゆうちゃんは?」と質問がありました。
私も書くのをうっかり忘れていたのですが、夏同様、誰かの後ろに隠れています。誰でしょう?

— posted by 越智邦明 at 02:37 pm  

2014/1/9

年末あれこれ


年末29日に、ゆうちゃんと娘がやってきた。パパはお仕事で来れなかった。夜、ゆうちゃんと2人でお風呂に入るのが楽しみであり、又、この時の会話でゆうちゃんの生活ぶりが分かるのである。今回は2つの質問をした。
①「ゆうちゃんは男の子は誰が好き?」「いっくんとたいがくん。」「どうして?」「だってゆうちゃんがこのあいだ、ころげた時にふたりとも助けに来てくれたんだよ」「そうか、ゆうちゃんはやさしい子が好きなんだね?」「そうだよ」。どうやらkey wordは「優しさ」のようだ。
②「ゆうちゃんのパパは何の仕事してるの?」「病院屋さん」「何のお仕事をしてるの?」「インフルエンザ屋さん」・・・(笑)。
翌30日は夜、行きつけの料理屋で夕食を息子2人も呼んで楽しくいただいた。食事を待つ間、最初はおとなしくしていたゆうちゃんだが、暇を持て余すと、(昔は泣いていたが)今回は、「みんなじゃんけんをしよう」と次々と指名をして、じゃんけんをして暇をつぶしてくれた。長男ともすっかり打ち解けて有意義な食事会であった。ちなみに帰宅してからはトランプをさせられた。ゆうちゃんはハートが好きで、ジョーカーは嫌いとの事。
翌日31日大晦日は、ゆうちゃんはパパの待つ宇和島へ帰っていったが、我が家は生まれて初めての親子3人での大晦日ゴルフを奥道後GCで行った。家内の「親子3人でいつかはゴルフをして」という夢を叶えることが出来た。そして夜は、恒例のSさんからいただいたドンペリで乾杯をして、2013年を無事に終えることが出来ました。また2014年もいい想い出をたくさん作りたいものです。

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— posted by 越智邦明 at 02:12 pm  

2014/1/6

ガールズケイリン


皆様、明けましておめでとうございました。楽しい年末、年始を過ごされたでしょうか?
さて、年の瀬の12月28日(土)に、再び競輪場に病院仲間を連れて行きました。(前回H25年9月19日参照)Link 今回は女性競輪を見るためで、地元で1人頑張っている松尾智佳(ともか)選手(1988年4月24日生)の応援と面談が目的でした。
インターネットで知識は以下のように得ていました。
子供の頃から家族でマウンテンバイクに乗っていて済美高校2年の時、競輪競技に転向する。スピード感や駆け引きの面白さにひかれアマチュアの大会で入賞を続ける。やがて地元の自転車界を盛り上げたいと松山大に進んだ。しかし自転車部は無く、創るためにかけずり回った。2008年からはガールズケイリンのエキシビションレースにも参加した。身長は155.5cm、ニックネームは「ともちゃん」。A型。モットーは「やればできる」。好きな食べ物は「肉」。・・・。とまあこんな知識を詰め込んで訪問した。
夕刻、5時24分スタート。私はン千円をともちゃんに賭けたが残念ながら2位に終わった。レースの終わった後、升澤君の案内で彼女と集合写真を撮った。初対面であるが、とても明るく気さくな彼女に、又応援しなくてはと意を改たにした。太ももは私の2倍ぐらいあり強靭であった。尚、私の同級生で南海放送の田中和彦君も同伴した。皆、口々に初めての経験で楽しかったと言ってくれた。
是非、競輪界の健全な発展に御協力下さい。
尚、伊藤さん、升澤君の御案内に職員を代表してお礼申し上げます。

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— posted by 越智邦明 at 09:38 am  

2013/12/30

日本酒と温度(その1)


日本酒は他の酒と比べて飲用温度帯の幅が広く、同じ日本酒でも温度を変えて楽しめるのが魅力である。
温度が香味に与える影響は大きく日本酒の持ち味を活かすも殺すも温度次第である。
① 5℃前後・・・スッキリした香味の「生酒」
② 10℃前後・・・淡麗辛口タイプの普通酒や本醸造酒
③ 10~15℃・・・吟醸酒、大吟醸酒など果物のような華やかな香りを持つタイプ
④ 20~25℃・・・コクのある純米酒
⑤ 45~50℃・・・熱燗
また燗酒の作り方であるが、80℃前後の湯に2~3分つけておけばアルコールの輝発の少ないまろやかな燗酒に仕上がる。この「ぬる燗」という温かい日本酒の旨さもぜひ味わって欲しい。
最後に日本酒は下表のように「雪冷え」「花冷え」「人肌燗」といった情緒的な表現も存在するので奥が深いと思います。

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(追伸)
【その1】
年末に長男が、日赤の若手研修医の皆さんを連れて夕食に来ました。いわゆる「おもてなし」をした夜の1コマです。皆さん立派になってなって下さいね。

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【その2】
1年間ブログにお付き合い下さり、ありがとうございました。よい年をお迎え下さい。
新年は1月6日スタートとなります。よろしくお願い申し上げます。
最後に1年を締めて、太鼓をドンドン。

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— posted by 越智邦明 at 04:25 pm  

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