「モンゴル」でちょっとした小話を述べます。
発売から95年という超ロングセラー「カルピス」(カルピス(㈱))の販売が好評です。このカルピスのルーツは創業者、三島海雲の感動体験にあります。1908年に内モンゴルを訪れた際、三島氏は長旅で体調を崩しました。しかし現地で振る舞われた発酵乳(酸乳)を飲み元気になったのです。この体験にいたく感動し「自然の力の活用」を是非日本でもと考え、帰国後に乳酸菌を応用した商品開発に着手。試行錯誤の末、1919年7月7日、日本初の乳酸菌飲料「カルピス」が誕生しました。戦前、戦中を経て戦後にブレーク。「薄めて飲む」感覚は私も今でも懐かしく想い出します。しかし80年代後半に自販機が増加し、「薄めて飲む」特徴が不利に働き激減しました。
しかし91年2月に薄めないで飲むストレートタイプの「カルピスウォーター」が大ヒットしました。2009年からはカルピスは生乳と乳酸菌でつくる「乳酸菌飲料」であることを改めて訴求し2012年には「ピースボトル」を採用して頑張っています。