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2015/6/25

摂食障害


1998年厚労省発表の疫学調査では摂食障害の患者数は2万3000人で80年からの20年間で10倍増加している。今も増え続けているが専門医が何と言っても少ない。ほとんどが10~20代で発症し圧倒的に女性が多い。症状によって①過食症②拒食症③過食性障害の3つに分類される。もちろん①~③を行ったり来たりの人もいる。発症のきっかけはダイエット。いったんやせ始めるとホルモンの分泌、血糖、骨粗鬆症などさまざまな弊害が出る。米国では拒食症の10%が10年以内に死亡するというデータを出している。うつ状態、親への依存、攻撃、姉妹葛藤(ライバル心を燃やす)など精神も不安定になる。大切なのは第1に予防、第2に早期発見と治療、第3に再発予防し社会復帰をはかること。
さてどういう様子が見られたら疑うのか?「だれにも言えない」「自分が嫌いになる」は摂食障害の典型的な特徴。拒食症は分りやすいが過食症は「吐いている」と言わない限り分らない。過食症の外から見える症状は「唾液腺の腫張」「吐きだし」「虫歯や歯周病の悪化」「脱水で口の中の乾燥」等々がある。
何といっても治療はカウンセリング。治療の最低限の目標は低カリウム血症、低血糖、衝撃的な事故などで命を落とさないことにあります。回復を急がせず年単位でゆっくりカウンセリングすることが重要です。

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(追伸)
ゆうちゃんが、ママの知人の結婚式のため松山にやってきました。
結婚式に出て将来の花嫁の自分を考えたのでしょうか?

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— posted by 越智邦明 at 10:16 am  

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