医療の分野ではこれが病気のサインになることがあります。
①糖尿病・・・低血糖発作の徴候です。薬が効きすぎたり食事量が少なかったり原因はさまざまですが、主治医に報告して下さい。
②心不全・・・心臓から十分に血液を送り出せていないため脳が酸素不足になり、あくびが出ます。
③脳梗塞・・・あくびから更に意識障害へと発展します。
④睡眠時無呼吸症候群(SAS)・・・昼間にやたら眠くてあくびが頻回に出るようなら主治医に相談です。SASはトラックや汽車の運転手が眠気のあまり事故を起こして、しばしばニュースになっているので皆さん御存知だと思います。放置すると高血圧や心筋梗塞も併発する恐い病気です。奥さんに、眠っている間に呼吸が止まっていないか聞いて下さい。最近も、急に血圧が上がった57才の男性のSASを発見しました。CPAPのマスク治療で一気に眠気が消失します。
たかが「あくび」。注意して下さい。
(追伸)
4月は検診の月。先日も校医をしている小学校へ検診に行きました。検診の際に持病を聞くのですが、その病名は「喘息」「アトピー」「鼻炎」が圧倒的に多く、アレルギー疾患の多さに改めて驚きます。
それにしても小学校の敷地に入ると50年前の母校にタイムスリップして懐かしく当時を想い出します。チャイムも懐かしいです。