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2014/3/27

便秘


日常診療で最も多い訴えのひとつが「便秘」。もちろん便秘の中には大腸がんなどの重大病が隠されていることがあるので要注意です。
さて中高年の便秘は、食事や運動の量が減ったり、腸の運動機能が衰えることが原因です。便秘は「緊張性」と「弛緩性」に大別されます。弛緩性は大腸の筋肉が緩んでうまく便を押し出せなくなることで起こります。緊張性はストレスなどで腸が強く緊張し、便通が止められてしまいます。中高年の方は弛緩性です。手や足の筋肉だけでなく腸の筋肉も衰えて弱くなってくるので、便を出口まで運べなくなる。腹筋や背中の筋肉も衰えるので、きばって便を押し出す力も弱くなってしまうのです。更に睡眠の時間や質も便秘の原因になります。大便の多くは夜、眠っている間につくられる。睡眠が短かったり眠りが浅いと出すべきモノが十分につくられない。次に生活習慣の見直しです。「運動」と「風呂」が秘訣です。便秘の方は毎日、自宅の周辺を2~3周散歩するだけで違います。又シャワーではなく風呂にしっかりつかって腸を温めることも大切です。腸は絶えず腸液を分泌して腸内の悪玉菌を増やさないように調整しています。しかし、腸周辺の血のめぐりが悪い人はその機能がうまく働かず便秘になります。湯船にゆるめの湯を張り、なるべく長くつかるのが効果的です。
食事については野菜や果物を食べて食物繊維をしっかり摂取することが基本ですが、やはり運動、睡眠、風呂が重要です。
是非、快食快便を目指しましょう。

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(追伸)
最近の子供の携帯機器に対する取り組みはすごい。先月、ゆうちゃんが遊びに来たときに、私のタブレットを何の違和感もなく一緒に見た。
私がYouTubeで、小林旭の「熱き心に」をかけて聴こうとしたら「こんな曲知らな~い」とあっかんべーをされた。「じゃあ何がいいの?」というと「フォーチュンクッキー」ということで一緒に歌うことになった。曲出しもスピーカーに向かって叫んで慣れたものである。確かに、これが国の推めるIT化か?、と遅れていく一方の私はため息をついたのである。

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— posted by 越智邦明 at 01:59 pm  

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