Created in 0.0219 sec.
 
越智クリニック
 
T:1218 Y:0632 Total:2884589 Online:31
カレンダー
<< 2014.3 >>
SMTWTFS
      1
23 456 78
910 111213 1415
1617 181920 2122
2324 252627 2829
3031      
 
2014/3/31

糖尿病(男女差)


糖尿病の合併症の恐さは何回も書いてきました。
予備軍含め糖尿病患者が2000万人を突破していること。その4割は未治療であり、年間1万7千人が血液透析が必要となり、3000人が失明もしくは足切断となっている現実も話してきました。しかしガンと違い、糖尿病はこれからの努力次第で防げる病気。何らかの対策をブログを通してお話して行きます。
さて国民健康栄養調査(2007年までの10年間)をみると、糖尿病患者数は男性は9.9%→15.9%と増えていますが女性は7.1%→7.3%と微増です。しかも女性は60才代以外は全ての年代で減少していますが、男性は50才代以外は激増しているのです。
日本の男性と女性は何が違うのか?この10年間のBMI(体格指数)の違いです。女性は全年齢層で落ちているのに男性は逆に増えている。つまり女性はやせる努力をし、男性は少しくらい太っている方が健康なんて話に安心して怠ってきた差なのです。そもそも男性の肥満が増加する原因は仕事にある。忙しいため早く満腹感が得られる丼物やカレー、メン類といった炭水化物を好み、一気に流し込むからです。そこで正しい食べ方は、最初に野菜や魚・肉を、最後にご飯などの炭水化物を時間をかけて取る。これが血糖値を上げない食べ方です。昭和のお父さんの晩酌がまさにコレです。しかもお酒は血糖値を下げます。欧米の研究で、やせる効果が証明されている白ワインをビールやお酒の代わりに飲むとさらにベターです。
運動も大事ですがとに角、食事でやせる事を考えて下さい。
結論は「男はOLと昭和の父を見習え」です。

img291

(追伸)
春爛漫。病院屋上のチューリップも一気に満開となりました。
前任の管理者松江さん、ありがとう。

IMG5085-001


— posted by 越智邦明 at 06:04 pm  

この記事に対するコメントはありません

Copyright 2007 越智クリニック. All rights reserved.  ppBlog is Free & wonderful Software.