さて古代の人類には絶えず闇夜に襲いかかる猛獣の恐怖心があった。そんな時、犬が危険を察知して吠えることで危機を乗り越えていたのである。
世界中の人骨の化石と共に、必ず犬の化石も存在している。犬は人間のかけがえのない仲間でもあった。「忠犬ハチ公」とか「名犬ラッシー」のように賢く、いじらしいまでに忠実なそのたたずまいに愛着を覚えるのである。
私はゆうちゃんに愛犬オンプ君の子供、「ある君」を授けた。ゆうちゃんは物心ついた時から「ある君」と生活している。何故授けたのか?
犬好きのある人の言葉を紹介しよう。
「子供が生まれたら子犬を飼うがいい。子犬は子供より早く成長して子供を守ってくれるだろう。そして子供が成長すると良き友となる。青年となり多感な年頃には犬は年老いて死ぬだろう。犬は青年に教えるのである。死の悲しみを。」
左が「オンプ君(7才)」。右が「ある君」。