一方、昔より「朝食を抜くと太りやすい」とよく言われる。調べてみた。
県立広島大学の加藤秀夫教授の論文を読んでみた。難しいですが、末梢時計遺伝子の作用から朝食を同じ時間に取るというのは生体リズムを整える最も大事な起点で、朝食を取らないと生体リズムが狂う、と言う。
生理学的にも朝食を取らないと体は飢餓を予測し、心身の働きをセーブして脂肪をため込もうとして太り、血糖値が上昇しやすくなります。また朝から糖質が不足するとそれを補うために筋肉のタンパク質が取り崩されることにより基礎代謝が下がるため血糖値が下がりにくくもなります。そして昼、夜と空腹感が強いため、ドカ食いをしてしまうのも血糖の急上昇となります。
さて朝食を取るとしたら次に大事なのは朝・昼・夕の摂取カロリー配分です。これを4:3:3にすると2型糖尿病の人は血糖値が改善されやすくなります。
最後に就寝前食事は、そのまま脂肪として体内に蓄積されることと腸が消化活動に働くため、睡眠の質が悪くなり二重の意味でよくありません。是非食べる「時間」を気にして下さい。