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越智クリニック
 
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2011/6/23


開業してポピュラーな訴えのひとつに「咳」がある。「咳が1カ月も続く」「夜、咳で眠れない」「明日スピーチをするので、すぐに止めて欲しい」等である。
さて41才の女性Aさんもそんな1人であった。1カ月前に来院し、「いつもの咳止めを下さい」と診察を拒否し、水薬を持って帰った。その後、2回程薬を取りに来たが、咳が止まらず、終に観念して診察となった。1カ月も続く咳の場合に注意するのは「マイコプラズマ肺炎」「咳喘息」と何と言っても「肺癌」である。(まれに結核もあります)。
すぐにレントゲンを撮ってみた。すると両肺に多発性小結節を認め、わずかであるが胸水も貯まっている。タバコ歴を聞くと、1日40本で20年吸っている。直ちに、専門病院にCTを撮りに行かせた。返事は肺癌。かなり厳しいと言われた。肺癌については以前(2010年10月7日)に書いたので詳しくはそちらを再度見て下さい。
皆様も是非、注意を払って下さい。

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— posted by 越智邦明 at 11:36 am  

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