バブル崩壊後、プレー料金の値下げ合戦に巻きこまれて、東北地方はどこも平均プレー代は7000円前後。年間来場数を3万人として、年間売り上げは2億円と言われる。ここから税金、人件費、光熱費、芝代、メンテナンス費で2億円を引くとほとんど手元に残らないギリギリでやっていると言う。調べてみると、福島県中通りのあるゴルフ場は、フェアウェーのいたる所が陥没してゴルフにならないし復旧に数ヵ月、数千万かかるとある。栃木のゴルフ場は地震による地すべりで、カート道路とコース部分の間に3mの段差ができて、その修復に1カ月かかるし余震も収まっていないと言う。
震源地に近い岩手、宮城では壊滅状態に追いこまれた所もあるらしい。ぜいたくなスポーツということでマスコミがほとんど取り上げないが、芝が青々とした絶好のシーズン到来で一番の書き入れ時にクローズにしているゴルフ場関係者の気持ちを思うと残念でならない。
ちなみに、私が福島県で研修していたときに実際に行った、平カントリークラブ(福島県いわき市)、安達太良カントリークラブ(福島県二本松市)に電話をかけてみた。平カントリーは全く応答なく安達太良の方にかけてみると、平カントリーさんはコースそのものの損壊が激しく、クローズになっているとの事。安達太良は無傷だが風評批害でプレー客が激減しているとの事。下の写真は保存してあった当時の平カントリー、安達太良カントリーのパンフレットです。
ちなみに安達太良に行った当時(昭和57年4月11日)のスコアーカードは、59+66=125で回ったことが記されていました。