すやすやと最初は寝ていたが、いきなり大声で泣き出した。抱っこしてゆすってやったが、ますます声は大きくなった。おむつも見たが何も出ていない。これは間違いなくおなかがすいたのだ。困った。娘はさっき入ったばかりだし。仕様がないので私の人差指をちっちゃな口に突っ込んだ。するとものすごい勢いで、チュパチュパ吸い始めた。乳首と勘違いしているのだ。数分が経って、私の指も疲れたのでそろっと抜こうとしたら、またすごい吸い込みにあって、抜けなくなった。おっぱいは出ないが、ゆうちゃんは安心して眠り始めた。すやすやと眠りにつき、風呂上りの娘に何事もなかったように引き渡した。
しばらくの間、人差指はふやけていたが、いとしい孫との触れ合いであった。おやすみ、ゆうちゃん。