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2009/9/2

肛門研究会


今年も年1回の研究会(第11回)が8月29日(土)、ふなやで行われた。愛媛で肛門病を扱っているDr.が30余名集う。
まずは以下の①~④の症例検討会が行われた。
① 内痔核、裂肛、痔瘻などの肛門疾病では、肛門内圧が上昇していた。内圧を測定することでopeの適応の可否を決定するということである。
② 肛門痛から分ったクローン病症例の呈示。
わずかな裂肛からクローン病を発見出来た症例を見ると、肛門診察の重要性が改めて認識させられた。
③ 重症便秘は便の「腸管移送に時間がかかる」と「直腸からの排出困難」が原因である。
便秘で手術に至るには、かなりの大腸肛門機能検査が必要であると説明があった。手術になった症例(33才)は何と、1日に下剤を300錠飲んでいたというから驚きである。
④ 肛門に数ヶ所潰瘍があって治らない困った症例(77才、女)の呈示があり、皆で討議が行われた。
次に特別講演で、おの肛門科の小野二三雄先生から「術後における種々の合併症対策」と題してお話があった。年間1,000例の手術数との事。「腰麻後頭痛」「術後出血」について詳しく話され、大いに勉強になった1日でした。肛門病は本当に奥が深いと思いました。

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— posted by 越智邦明 at 04:46 pm  

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