10月17日に「診察室こぼれ話」を書いたが、もっと書いてくれという応援が多かったので、また書いてみたい。
今回は医療機関にとって有難くない患者の話である。
①受付で「いったいいつまで待たすんぞ~。1時間も待っとるぞ~」と大声。→実際は13分であった。
②診察後の受付精算で「5円しか持っていないので、あとで持ってきます」と。「では必ず今日持ってきて下さい」。その後、何日経っても現れないのでカルテに記された電話番号に電話すると「現在使われておりません」
③朝9時半に受付で「ものすごい急用があるので、一番で診て下さい」と。例外的に一番で診た中年女性。そのあと、待合で12時まで友人と談笑していた。
④40℃の発熱のある男子学生。ひどい扁桃炎で「解熱注射をしておきましょう」と言うと「まじかよ~」と返答。
⑤ものすごい悪臭を放ち座っていたざぶとんに丸いシミが。点滴部屋の周りの人からクレームが。
⑥のどが痛いと言ってきた男子学生。「口を開けて下さい」と言うと、あくびの連続のあと「もういいすよ」と。
不特定多数の訪れる病院ですから、色々な方が来られますが開業した21年前に比べ、人間の「質」が落ちています。「人に迷惑をかけない」という根本の徳育をもう1度、日本人はやらないといけないと思います。