50才という年を超えると人生の坂がきつくなった気がする。患者さんも訴えが多くなる。もちろん慢性疾患も急増する年令ではあるが、ある書物に目が留まった。はり、きゅう師の陣内秀喜さんが出版した「50歳からのツボ・漢方」という本である。その中のいくつかを紹介しよう。
中国の著名な漢方医学書「素問」には天寿を全うし100歳以上の長寿を保つ方法が次のように説明されている。①臓腑や身体を老化させない養生法(気功や呼吸療法)を心得ている②早寝早起き、季節に応じた生活や飲食など自然界の法則に逆らわずに暮らす③十分な睡眠をとる④暴飲暴食をしない⑤過労を避ける⑥セックスをしすぎない⑦仕事や人付き合いで無理をしない⑧精神的に穏やかに過ごす。
また漢方では腎気(腎のエネルギー)が弱まると老化現象が起こると考えている。男性では「前立腺肥大」や「精力減退」。いずれもお灸が有効でエビ、ニラ、クルミ、羊肉を食べるといい、とあります。
私も昨夜はニラをたっぷり食べてみました。何だか元気になった気がしています。