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2011/10/3

食の文化


中央公論新社から「物語 食の文化」(北岡正三郎著)が出たので読んでみた。概要を述べてみたい。
世界には4大主食圏がある。ヨーロッパの麦文化、中南米・アフリカの雑穀、ハワイなどの太平洋諸島の根菜、東南アジアの米文化である。
太古では人類はまずい物を食べてきた。猛獣の脅威を避け、青虫やトカゲ、木の実や芽を食料としていたのが600万年前に誕生したとされる人類の食生活である。
さて日本の古代の米は遺伝的に優性な赤米であった。現在でも赤飯を作って祝うのは、古代をしのぶ風習という。またお茶漬けは平安時代、暑気払いに冷水をかけて食べた水飯が始まりとされる。戦国時代、武将が熱湯をかけてかき込み出陣したという湯漬け。茶漬けが現われるのは江戸の元禄時代で、煎茶の茶漬けは高価なぜいたく品。庶民は番茶の茶漬けを食べたとある。
次に酒も民族ごとに分布し、アジアはカビ利用の酒の文化圏。今のような日本酒になったのは室町時代。酒を火入れする加熱殺菌法を開発したのはフランスのワインより300年も早かったそうです。
その他、雑学が面白い本でした。

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(追伸)
この間、遊びに来たときのゆうちゃん。職員の中田さんからプレゼントをもらって大喜び。
散歩の途中でぐずったため、林仙堂でソフトクリームをおごってやったら、座っておとなしく最後まで食べました。
2日目は玄関でしゃぼん玉造り機でいっぱい飛ばしてやったら大満足。いよいよ帰る時間が来ると、もの悲しいゆうちゃんでした。

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— posted by 越智邦明 at 01:15 pm  

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