「最近の研究医はじめ若手医師は、コンピューターの画面ばかりに張りついている。もっと患者を(視診問診触診等)直接診察することに時間を割かねばならない。医療に携わる者には昔から心(heart)、技術(hand)、知識(head)の3Hが必要と言われているが、何よりも心(heart)だと思う。病める人を真に救い得るものは五感で感ずる医療、即ち心(heart)ではなかろうか。
カナダのモントリオール出身の世界的名医William Osler(1849~1919)内科教授の次の言葉がすばらしい。
“Listen to the patient.He is telling you the diagnosis”(患者に耳を傾けなさい。そうすると患者は貴方に診断を教えてくれますよ)。
「どんなに医療が進んでも温かい心、優しい笑顔、そして謙虚さこそが医療従事者にとって最も大切である」と述べている。
最後に寺田先生は「自身の入院生活の中で、最も慰められたのは頻回にベッドサイドに来てくれた礼儀正しく優しい女性の看護師の方々である」と結んでいます。
寺田先生の言葉の一つ一つを胸に刻みながら、私もがんばりたいと思います。
(追伸)
梅雨になって毎日お気に入りの赤い長靴のゆうちゃんです。