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2009/12/28

アルコール性心筋症


中川元財務相の死因として注目を集めたアルコール性心筋症。お酒が持つ毒性が直接心筋に作用して起きる病気です。具体的には、心筋細胞が線維化するなどして心臓の収縮力が低下するのが原因。むくむ、息切れがする、夜間苦しくなるといった自覚症状が出る。日本酒なら1日5合以上を週5日以上を10年間続けたときに、発症リスクが高まるといわれています。これは完全にアルコール依存症ですが、依存症の0.1%がこの病気を発症するといわれています。
ただこの病気は、酒量が少なければ絶対にならないかといえば、そうともいかない。実はこの病気は、遺伝子の影響を強く受けるとされ、発症しやすい酒量も個人差があるのです。
どうか酒好きの人は常に心臓に気を配り、少しでもおかしいと感じたら専門医の受診を勧めます。肥大型心筋症や拡張型心筋症など、さまざまの病気が存在します。

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— posted by 越智邦明 at 03:46 pm  

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