日本のものづくりの優秀さについて何回かコラムに書いた。今回は「竹田ブラシ」である。
「竹田ブラシ」がある広島県安芸郡熊野町は江戸末期から書道用の「熊の筆」で有名。私も地理の試験で覚えたものだ。3万にも満たない人口の半数が筆産業に関わり2000人もの「筆司」と呼ばれる技術者が存在する。そんな中で竹田ブラシ製作所は1947年に創業以来、毛筆の技術を生かして化粧筆づくりに取り組んだ。穂先はハサミを入れず、すべて人の手によって揃えるという繊細な技が必要です。化粧筆はファンデーションからほう紅、口紅まで直接肌にふれるもので、毛並みの良しあしがすぐに分かります。
竹田ブラシの化粧筆は米国女優に愛用され、世界中で大ヒットしています。何故か?海外ではこれだけのレベルのものは作れないからだそうです。
竹田史朗社長、応援しています。