「クレオパトラはハチミツパックをしていた」「ローヤルゼリーを愛飲していた」等、エジプトとミツバチには深い縁がある。ミツバチの誕生はおよそ6600万年前といわれる。人類の誕生が400万年前だから、どれだけ地上に生き永らえているかがわかる。スペインのアラニア洞窟の壁画(1万年前)に蜂の巣から蜜を採る女性の姿が描かれている。エジプトでも紀元前600年の壁画に養蜂の様子が描かれている。エジプトの古王国時代からハチミツは神々への供物、儀式で欠かせない物として珍重され養蜂が行われるようになった。そして養蜂が盛んになると王家はこれに課税して大量のハチミツが税として徴収された。
さて「ハチミツ」は、かのシーボルトの処方せんにもhoneyとして登場する。効用は次のようである。①優れたエネルギー源 ②強い殺菌力 ③腸内のビフィズス菌を増やす ④アルコールの分解を促進する。その他医療パピルスには皮膚病や傷の手当にハチミツを使うことが書かれている。
ミツバチは太陽神ラーの涙が変化(へんげ)したものであり、そのミツバチが集めたハチミツは神からの贈り物であったと信じられているそうです。ハチミツを見直してみませんか?