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2010/5/20

タコ


今日はタコに因んだお話をしてみたい。
昔からタコという言葉は日本に多い。「ひっぱりだこ」「たこにゅうどう」「たこ足配線」初心者や馬鹿という意味の「タコ」等。世界中でタコを食べるのは日本と韓国、イタリア、ギリシャ等の地中海諸国くらい。消費量としては日本がおそらく世界一。欧米では“デビルフィッシュ”(悪魔の魚)と呼ばれ、忌み嫌われてきた。タコは潜水夫を丸飲みにするとも言われ、特に米英人にはタコを食べる習慣がない。それだけに今、問題になっているクロマグロと同じで、タコが規制の対象にされる可能性がある。
日本のタコ漁獲量は50年代から70年にかけて急増しましたが、その後は輸入タコに取って代わられた。知人のたこ焼き屋の店主が話してくれました。「国産のタコはたこ焼きに向かない。西アフリカ産のタコの方が身が軟らかくていい。それも小さなタコほどいい。大きくなると寿司ネタに回す。あるたこ焼きチェーンは西アフリカのタコ漁者と直接契約を結んだ」と。しかし西アフリカのモロッコやモーリタニアなども乱獲のためにとれなくなってきて、アフリカ沿岸諸国がタコ漁獲量に制限を加え出したのが現状です。
安くておいしい庶民の「たこ焼き」が高級食材になりそうな気がして心配です。マグロ同様タコも「資源保護」が必要となりそうです。

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— posted by 越智邦明 at 04:06 pm  

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