私はアマチュアゴルファーであるが、同じことがゴルフでも言える。バックスイングでロクに肩の捻転もしないでいわゆる「打ち急ぎ」をするとロクなボールは出ない。ゆったりと肩を最大限に捻っているうちに「気」が統一し、インパクトが完全なものとなりナイスボールが出る。
6月30日の日経新聞「春秋」に同じような事を書いてあるので引用したい。
東北大の池沢幹彦名誉教授が「弓聖 阿波研造」という本の中で次のように書いてある。
仙台藩の弓の指南役を父に持つ若者、遠藤時習(ときしげ)と母の話である。
時習は早気がひどく、死別した父の後を継ぐ力がない。母は死をもって亡夫に謝るほかないと決める。わが子に、この母を射ておまえも自害せよ、と説く。時習も覚悟し射場で弓を引き絞る。さすがに早気も影を潜める。まさに矢が弦を放れるかという瞬間、母の声があがった。「よし、その呼吸忘れるでない!」
どうか皆さん、早気に走らず、物事に集中して下さい。
(追伸)
8月29~30日で東京へ糖尿病研究会へ出かけた。
1日目は京都大の川口教授によるips細胞から膵臓の作成過程の現状の説明と、65才からの糖尿病治療戦略のパネルディスカッションが行われた。
2日めは主にインスリンのお話。「患者さんがインスリンを受け入れやすくなる対話術」は興味深かった。また、最新のインスリンの紹介もあった。
医学はまさに日進月歩であることを痛感しました。