緑茶は奈良時代に中国から渡来し平安時代には貴族の間で長生きの薬として大切にされていました。お茶のエピカテキンというタンニン質は「老化の原因となる血管を傷つけ動脈硬化を促進する」活性酸素の働きを強く抑え、血中の過剰なコレステロールや中性脂肪を除いてくれます。その効力はビタミンEの50倍以上です。また毛細血管を強化するビタミンPを多く含み脳出血などを予防。カフェインは脳の血管を広げ、頭への血行を促進して大脳の疲れをとって脳の老化も防いでくれます。
更に緑茶は美肌をつくるビタミンCの宝庫。とくに新茶の煎茶に多量に入っています。しかしウーロン茶は少なく紅茶は全く含まれません。
テオブロミンという成分は尿の出をよくし体のむくみをとってくれます。
もうひとつ、茶のタンニン成分には殺菌、消臭力があります。番茶でうがいをすると風邪の予防に役立ち、寿司屋で必ずお茶を出すのは魚の生臭さを消すためです。