今日はこの「ナス」についてにお話です。
「秋ナスは嫁に食わすな」の意味はナスは体を冷やす作用があるので涼しくなる秋以降に食べると婦人の腹部を冷やし流産の恐れがあることから嫁の体を心配しての諺というのが真実です。
ナスはインドが原産地で奈良時代に日本に入ってきました。水分が94%もあり低カロリーの太らない食物です。のぼせをとり血圧を下げる食効があり、昔から高血圧の人の食物とされています。これはルチン、ヘスペリジンといった細い血管を強化し破れを防いでくれる成分が多く含まれているからで、消化の良いこととあいまって高齢者には最適の食材です。ヘタの部分を茄蒂(かてい)と呼んで黒焼きにし、口中に塗って舌や口内の荒れやただれを治すのにも使ったそうです。
私は漬物のナスが一番好きです。ナスはキュウリと違って嫌いな人は少ないようですが。