総勢27名であった。みんな浴衣で参加という異色な宴会だが、年に1回、私はこの日「げた」を履けるのを楽しみにしている。先週22日は「げたの日」だったが、みなさん、げたをはいていますか?
34年前にかまやつひろし「我が良き友よ」がヒットしたが例の「下駄をならして奴が来る~。」のフレーズは覚えている中年諸氏も多いと思う。
足の親指と人指指の股には行間(こうかん)というツボがあり刺激されると気持ちが落ち着く。リフレクソロジーでも足の親指は目・首・肩の血流と関係があると考えられている。下駄は鼻緒が刺激の役目となる。下駄のサイズはかかとが台から1~1.5cmほど出るものが良い。そうしないと浴衣の裾を踏んづけてしまいます。それと歯の減りのバランスを取るためにたまに左右を入れ替えて履く。そのために鼻緒は真ん中に付いているのです。
さて、下駄は1本の木からくりぬいて台と歯が一体となっているほうが高級です。会津の桐、それも北斜面に植えられたものがいいのは寒いところでゆっくり育ったほうが強い木になるからです。音も違います。みなさん、たまには下駄をならして歩いてみて下さい。すっかりバンカラ気分になります。足の指で大地をつかむ感覚が心地いいし、背筋もしゃんとしますよ。
さて、肝心の暑気払いは楽しい2時間半もあっという間に過ぎ、今年の「ゆかた賞」は木村ナースが獲得して無事終了となった。