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越智クリニック
 
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2009/11/24

根菜


根菜はでんぷんが豊富なものが多く、疲労回復に必要なカロリー源になります。また漢方薬の原料に使われているものも多く、消化を助けたり血糖値の上昇を抑えたりするなど有益な栄養素が含まれています。
まずビタミンAが豊富なニンジンは風邪予防の効果が大。風邪ウィルスは体内に入ってくると、まずのどや鼻の粘膜に付着します。しかしビタミンAが十分取れている場合、ウィルスが粘膜に付着しにくくなります。ニンジンに含まれるリコペンという色素には、目の感度をよくする働きがあり、疲れ目対策にも効果的です。
次にレンコンはビタミンCがミカンの1.5倍で風邪対策にやはりいい。鉄分やタンニンも豊富なため、体内の赤血球の製造を促進します。止血効果もあるため、例えば痔による出血に悩む人にはおすすめ。カリウムを豊富に含むため、利尿作用のほか血圧上昇を防ぐ効果もあります。
その他サトイモ、タマネギ、ゴボウ等、積極的に摂って下さい。

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— posted by 越智邦明 at 04:03 pm  

2009/11/19

赤ちゃん


その後の孫の様子である。18日で生後1カ月を迎えたわけだが、今は、とに角、おっぱいを吸ってその後、2時間の睡眠の繰り返しである。先日、娘がお風呂に入っている間、ゆうちゃんの子守をさせられた。
すやすやと最初は寝ていたが、いきなり大声で泣き出した。抱っこしてゆすってやったが、ますます声は大きくなった。おむつも見たが何も出ていない。これは間違いなくおなかがすいたのだ。困った。娘はさっき入ったばかりだし。仕様がないので私の人差指をちっちゃな口に突っ込んだ。するとものすごい勢いで、チュパチュパ吸い始めた。乳首と勘違いしているのだ。数分が経って、私の指も疲れたのでそろっと抜こうとしたら、またすごい吸い込みにあって、抜けなくなった。おっぱいは出ないが、ゆうちゃんは安心して眠り始めた。すやすやと眠りにつき、風呂上りの娘に何事もなかったように引き渡した。
しばらくの間、人差指はふやけていたが、いとしい孫との触れ合いであった。おやすみ、ゆうちゃん。

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— posted by 越智邦明 at 09:59 am  

2009/11/16

突発性難聴


10月29日号に続いて「耳」のお話です。
ある日突然耳が聞こえなくなるこの病気は、耳鼻科医でない私のところにも年に数人訪れます。症状は主に片耳に出ますが、両耳の人もいます。耳鳴りやめまいを伴うこともあります。年令は40才以上が多いようです。原因は不明ですが、ストレスや過労説、ウイルス説、血液循環不全説などがあげられます。再発はないのですが、再発する場合はメニエール病や腫瘍が考えられます。
治療はとにもかくにも安静です。「休むのはひと仕事終えてから」という人が多いですが、すぐに休んで入院してください。薬は主として、ステロイドの内服や点滴を行います。
まだまだ原因不明ですが「安静」という自然治癒力が大きくかかわっているのがこの病気の特徴です。

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— posted by 越智邦明 at 04:52 pm  

2009/11/12

やせは安心か?


先日、東京の循環器専門医と雑談したが、最近、やせている人でバリバリ働いている人が、脳梗塞や心筋梗塞で倒れていると言う。
脳梗塞と言えば、長嶋監督やオシム監督を苦しめたタイプの脳梗塞は心原性脳梗塞である。心房細動のような不整脈で、心臓の拍動が乱れると心臓の血液が滞って血栓ができ、それが飛んで脳の血管を詰まらせる。やせている人が心原性脳梗塞で病院に運ばれてくる要因としては、睡眠不足、酒、タバコ、ストレスと言われている。「睡眠不足」も何日も続く慢性的なものに多い。
さて、ここからは専門的になりますが「脂質異常症」は、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)の観点から論じられるようになった。そしてこのバランスが大事で、LDLは正常でもHDLが低すぎると動脈硬化が進みやすく心筋梗塞を起こすことが分ってきた。ここまで来ると、やせているから大丈夫とは言えなくなってきました。肉や砂糖製品に偏った食生活の人は、やせていても動脈硬化が確実に進みます。逆に太っていても、野菜をたっぷり食べる人は、動脈硬化が進みにくい。やせていても、野菜不足の食生活は絶対にいけないのです。やせも油断禁物です。
もちろん、HDL・LDLのバランスをよくする内服薬も開発されていますので、医師に相談下さい。

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— posted by 越智邦明 at 10:26 am  

2009/11/9

乗り物酔い


この病気だけは、生まれつきの要因もあって実に難しい。死ぬことはないが当人にとっては苦痛である。楽しい旅行もウンザリになる。病院ではトラベルミンや抗ヒスタミン薬等、その人に合いそうな薬を処方する。
さて昔からの民間療法として、梅干しがお勧めである。古くから「番茶、梅干し、医者いらず」といわれているように、梅干しに関する言い伝えはウソではない。梅干しが吐き気止めとして役立つのは天然のクエン酸が豊富に含まれているから。化学的に合成されたスポーツドリンクのクエン酸とちがって天然物は体にスムーズに吸収される。このクエン酸が吐き気の解消に効果的なのです。梅干しはそのまま食べてもOKですが、熱湯を注いで染み出した成分をお湯とともに飲むのがベターです。1度、お試し下さい。

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— posted by 越智邦明 at 02:39 pm  

2009/11/5

にぎやかな家族


今日は我が家の小生物3匹(?)を紹介します。
(その1)
トイプードルの「オンプ」君(3才、♂)。以前にもブログで紹介しましたが、かわいい子供がいる父親である。人間でいうと30才ぐらいでしょうか。性格はおとなしいです。2階に住んでいますが、誰かが玄関に訪問すると直ちに吠え、番犬としては、お利口犬である。
(その2)
フェレットの「ラッテ」君(2才、♂)。オンプと同じ部屋に住んでいます。フェレットはアメリカではポピュラーなペットですが、最初は何だか不気味だった。細長い体に異和感を覚えたりもしたが、今ではとても人なつっこい。オリから開放してやると部屋の狭い場所に隠れます。寝る時はハンモックに潜り込んでいます。面白いのはオンプとラッテをオリから出して遊ばせてやると、本当に仲が良くお互いのエサを交換して食べています。種は違っても同じ哺乳動物なんですね。
(その3)
10月18日に生まれた女の子、ゆうちゃん。性格は温和です。里帰り中ですが、心配していた「夜泣き」の声で私が起こされることはありません。
みんな仲良く元気でやって欲しいものです。

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— posted by 越智邦明 at 09:19 am  

2009/11/2

なぜ上がる?


よく患者さんに次のような質問を受けます。
Q1 毎週ゴルフしたのに尿酸値が上がった。
→Aさんは生真面目でビールも飲みません。ゴルフで汗を流すのは良いのですが、ゴルフのような「前向きの興奮」もストレスとなり尿酸値は上昇します。とくに誰かとスコアーを競ったりすると、駆け引きがストレスになって、勝っても負けても「来週こそ」となります。ゴルフというスポーツはストレスが和らぐひまがなく、運動の本来の効果を打ち消すことが多く見られます。「ゴルフ鬱」なども見られます。ゴルフはリラックスできる仲間と回りたいものです。
Q2 Bさんは、高血圧で薄味にしているが、つらいので、からしやわさびの薬味を多量に摂ったら、血圧が160/100に上がった。
→からしやわさび、ニンニクなどチューブの既製品には塩分が含まれています。生のニンニクやしょうがおろしなら塩分はありません。
Q3 肉をやめて野菜にしたのに中性脂肪が上がった。
→Cさんは、悪玉のLDLコレステロールが160のため食事改善を、と意気込んで野菜中心にしたのですが、食事が物足りないと感じ、ご飯の量がかなり増えたのです。ご飯の炭水化物は分解される過程で、中性脂肪になるのです。

その他
Q4 糖尿病なので、アルコールを飲むときに過食に注意して何もつまみをとらなかったら倒れた。
→酒を飲むと低血糖になります。小さめ茶碗程度のご飯は必要です。低血糖で皆睡になって救急車搬送はよくあります。注意が必要です。

以上、患者さんは良かれ、と思って取った行動が裏目に出た例です。ちょっとした出来事も気軽に相談できる主治医を皆さん、お持ち下さい。

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— posted by 越智邦明 at 01:00 pm  

2009/10/29

難聴


国民の高齢化により、外来診察でも、声を張り上げざるを得ないケースが増えてきました。
個人差はありますが聴力の低下は40代から始まり、50代で老人性難聴が認められる場合があります。近頃、会話中に「えっ?」と聞き返すことは多くないですか?男性の場合、妻の問いかけが聞こえず、返事をしないで文句を言われた経験はありませんか?それは特に女性の高い声が聞きとりにくい老人性難聴の症状かもしれません。耳の老化が恐ろしいのは「ボケ」につながるからです。耳からの情報が遮断され、自分の殻に閉じこもりがちになることは、脳の老化を早める要因となります。耳から得る情報は膨大な量で、これを維持するには、日ごろの健康管理が不可欠です。血圧や視力などと同様、毎年、聴力検査も欠かさないようにしましょう。

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— posted by 越智邦明 at 04:12 pm  

2009/10/26

炭酸


炭酸飲料は、みなさん好きですか?
コーラ、サイダー等さまざまですが「炭酸」は医学的にはどうなのか?
結論的には①過食を抑える②血圧を下げる③便秘を解消する効果があります。
少し解説を加えてみます。①食事中に炭酸を飲むと胃に入って、体温により炭酸ガスが発生し、胃を膨らませ満腹感を早く感じさせます。そのため、ダイエット効果があります。②炭酸温泉につかると、動脈硬化や冷え性の症状緩和に効果があると言われています。これは炭酸ガスの気泡を直接皮膚から吸収すると、血管が酸素不足と感知し、それに応えて血管が拡張して血流が増すのです。③胃が膨らむと脳が胃の中に食べ物が入ってきたと感じて腸に蠕動運動を行うように指令を出します。そのため、大腸が便の移行を起こし、便が出やすくなります。朝起きてすぐ炭酸水を飲むと、便秘の人には有効です。
その他、炭酸には血液をアルカリ性にして老化や疲労を防ぐ働きがあります。しかし糖分たっぷりの炭酸飲料水を飲みすぎて肥満にならないように注意が必要です。

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— posted by 越智邦明 at 01:13 pm  

2009/10/22

5色の食材


インフルエンザを初め、ウイルス対策には何といっても免疫力アップが肝心です。集団感染の中でかかる人、かからない人の差は免疫力にあります。
さて、この免疫力アップに対して、管理栄養士の杉本恵子さんが「食材5色バランス健康法」を提唱しています。それは食材を赤・白・黄・緑・黒の5つの色に分けて食べようというものです。
①赤・・・肉、魚、トマト、ニンジンなどの赤い野菜
②白・・・ご飯、麺類、牛乳、ヨーグルト
③黄・・・納豆、ゆば、レモン、ミカン
④緑・・・ホウレンソウ、ブロッコリー、ニラ
⑤黒・・・ワカメ、モズク、ヒジキなどの海藻類、黒ゴマ
これら5色揃うように選んで食べれば、必要な栄養素がバランスよくとれます。中でも、インフルエンザ対策に効果的なのは「黒」だそうです。キノコも黒に分類され、βーグルカンという成分が免疫力アップに優れています。ごはんに黒ゴマをふりかけるのも有用です。これからの食事は「色」に着目してバランスよく摂って下さい。

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— posted by 越智邦明 at 02:42 pm  

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