「気圧の低い高所では、動脈血酸素飽和度が下がる。すると細胞がより活発に酸素を取り込もうとするのでエネルギー消費量が増え、結果的に体脂肪の燃焼が促進される」と、富山の黒部市民病院の高桜医師は言う。2450mでは安静にしていても、1日に体重1㎏あたり、1.6kcal余計に消費します。60㎏の人がイスに座っているだけで、1日100kcal消費するわけです。
さて登山は理想的な有酸素運動です。
実は上りと下りでは使う筋肉が違い、上りは脂肪燃焼、下りは糖代謝を促進するといわれています。従って体力の自信のない人はケーブルカーで頂上まで行き、下りは歩くというだけでも十分健康効果が得られます。さて登山は汗をかくので水分は小まめに補給しましょう。目安は体重×時間×5cc、つまり体重60㎏の人が1時間歩いたら300ccの水分が必要です。
高所トレーニングの効果は2週間ほど続きますので、1カ月に2回ほど登山をすればやせます。
メタボのみなさん、山へ登ろう!