大病をする前には大概、予兆がある。脳梗塞になったAさん(58才)、心筋梗塞になったBさん(60才)のお話。
Aさんは去年の春、まず手足や口の周りのしびれが10分ほどあったが放置。その半年後に今度は口が回らない、片方の目の見え方がおかしい、単語が思い出せないなどの症状があったが15分で消えたためまた放置。結局、今回、脳梗塞を発症し左片まひが残った。2回の前兆は脳の細かい血管が詰まって起こる、一過性脳虚血発作(TIA)だったのです。TIAは5年以内に10~40%の人が脳梗塞を起こすというデータがあります。
Bさんは去年の夏、胸、首、腕、あごのあたりに1~2分の痛みがあった。その後何回もあったが、5分以内には消去したため放置。この狭心症の段階で処置を受ければ良かったのですが、今回心筋梗塞を起こし心臓の一部が壊死し心不全となってしまった。
AさんもBさんも前兆があったときに病院に行けば良かったといつも後悔している。
脳と心臓、要注意です。