唾液中には、水・粘液と共に殺菌作用を有するリゾチームやペルオキシダーゼ、高濃度の上皮増殖因子(EGF)、アルカリとして重炭酸が含まれている。
唾液が色々な事で減少すると、食べ物を水と粘液で塊にまとめて食道内に送りにくくなります。
そして口腔内の洗浄、殺菌作用が低下し菌が過剰増殖するため、誤嚥性肺炎やむし歯が発症しやすくなる。また食道内へ逆流してきた胃酸の中和ができにくくなるため、逆流性食道炎が起こりやすくなる。このような唾液の生理機能を知って動物の行動をみてみると、イヌやネコが傷口をペロペロと舐めているのは、殺菌とEGFによる傷の治癒を行っているのです。昔、ケガをしたときに「つばをつけておいたら治る」と言われたのは決して理屈がない訳ではありません。
さて「唾」はことわざにも多用されています。
「天に唾す」「吐いた唾は呑めぬ」「眉に唾をつける」「唾をつける」等々。
どうか唾液に感謝して生活して下さい。
(追伸)
3月27日に義母(後藤田艶子)の一周忌を行った。
みんな集まり、墓前に手を合わせた。ゆうちゃんも神妙な面持ちで参列した。母も天国での生活に、すっかりなじんだと思っている。会食はゆうちゃんの仕切りで楽しく終わった。
義弟(東京)家族に何とか水を送ってやれないかと案じている。