最近の研究でミカンの橙色の色素成分であるβークリプトキサンチンが健康効果をもたらすことが分かった。
ニンジンに含まれるβーカロテンと同じカロテノイドの1種でビタミンAの原料ともなり抗酸化力が非常に強いのでたくさん食べると病気にかかりにくい訳です。
(カロテノイドの例としては以前、トマトのリコペンも書きました。)
このβークリプトキサンチン(以下βークリプト)は浜松医大が2003年に始めた「三ヶ日町(みかびちょう)研究」で注目された。
この研究でβークリプトはインスリン抵抗性や肝障害、喫煙、飲酒による酸化ストレス、メタボ、骨粗鬆症に対して予防などの健康効果が期待できることが分った。βークリプトは温州ミカンに最も多く含まれオレンジの10倍。ミカンを食べると手が黄色くなるのは、このβークリプトのせい。さらにいいのは「持続性」が高いこと。食べると2~3ヵ月は血中に成分が残ります。
もちろん糖分には注意が必要です。糖尿病でカロリー制限をされている人や中性脂肪の高過ぎる人などは主治医と相談して下さい。
1日ミカン3個ー是非、食べて欲しいですね。