爆発的な今年のインフルエンザ。ウィルスによる感染症でウィルスの構造の違いによってA型、B型、C型の3つに分かれます。流行を起こすのは主にA型とB型で、A型はソ連型と香港型に分かれます。
2009年まではA型(ソ連、香港)とB型の3つのインフルが多かったのですが、2009年春以降は「ブタ由来インフルエンザ」が出現。免疫を持たない新型として世界中に流行しました。いわゆる「新型インフルエンザ」です。
では今年はというと、東京都感染症情報センターの資料をみますと、インフル陽性140検体のうち香港A型134、B型6でした。つまり今年は香港A型の年というわけです。
A型はウィルス変化が激しく感染力が強いため流行しやすいことが知られています。高齢者で肺炎→死亡例が全国で多く報告されていますね。
突然の38度(最近は37℃台も多い)以上の高熱、悪寒、関節痛、筋肉痛が出現すると必ず医療機関に行って下さい。
尚、1度、インフルにかかると免疫が出きて、そのシーズン中に同じ型のインフルにはかかりませんが、1シーズン中にまた別の型にかかることはあります。昨年度も当院で12月にA型、3月にB型にかかった方がいました。やはりワクチン接種は必要だと思います。
十分な休養、睡眠を取って下さい。
(追伸)
インフルエンザの難しい話を離れて与那国島のすばらしい景色をお届けします。
写真は知人、田邊剛彦氏より拝借した物です。与那国島旅行時の絶景を是非見せてくれと頼んでいて実現しました。
途中にDr.コトー診療所も出てきます。ロケ地となった与那国島の自然が美しく、島のゆったりとした時間の流れや情緒豊かな人間関係をTVを見た人は思い出すでしょう。コトー役の吉岡秀隆や中島みゆきさんの主題歌が懐かしいですね。