「想い出の渚」等、ヒット曲も多い。リーダーの加瀬邦彦さんが亡くなった。(享年74才)。
加瀬さんは慶応高校在学中に加山雄三にギターを習い、66年に4人組の「ザ・ワイルドワンズ」を結成した。名付け親は加山であった。
デビュー曲の「想い出の渚」は50万枚の大ヒットを記録し、GSブームを牽引した。「♪君を見つけたこの渚に・・・・小麦色した可愛いいほほ・・・・あの夏の日は~」は我々の世代には忘れられない青春の名曲である。私も大学時代に今は教授になったOさんとよく歌ったものです。
71年にグループを解散したが、沢田研二のプロデューサーとして「危険なふたり」「TOKIO」の作曲も手がけた。その後81年にワイルドワンズを再結成し2011年には全国ツアーも行った。いつも明るい加瀬さんでしたが、後半生は病気との闘いでした。94年に食道がん、昨年は咽頭がんを患い体調を崩し酸素吸入の自宅療養をしていました。
ところでワイルドワンズはメンバー4人全員が、がんに罹患しています。加瀬さんが食道がん、鳥塚しげき(68)と島英二(67)は胃がん、植田芳暁(67)は大腸がんでしたが全員克服。メンバーは冗談で「ワイルドガンズ」と名乗ったとか。
加瀬さんは生涯作曲数700曲以上。惜しい人を失くしました。合掌。