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2014/9/22

糖尿病勉強会


9月14~15日の連休を利用して、東京へ糖尿病の勉強会に出かけた。
宿はホテルオークラであった。ここでオークラの話を少ししてみたい。1962年開業の日本を代表するホテルであるが、本館は老朽化で38階建て高層棟への建て替えが決まっている。このメーンロビーがなくなるのを残念がるのは日本人ばかりではない。メーンロビーにあるそろばん玉のように連なる「切子玉形」の照明は古墳時代の首飾りを模した作りである。「切子玉」は古墳時代の飾玉の一つである。水晶の結晶柱を上下の側から切り落とし磨きあげたものである。オークラを手がけたのは東宮御所や帝国劇場を手がけた建築家の谷口吉郎である。新しいオークラの本館は谷口氏の息子で建築家として数々の受賞歴がある吉生氏が加わる。父を超える和の空間を期待しています。来年から工事が始まって東京オリンピックの前年、2019年完成との事。大いに外国人の「おもてなし」に役立って欲しい。
さて肝心の糖尿病勉強会について話します。
Part1.は糖尿病と運動療法の関係について。
本当に運動療法は病気の改善に役に立っているのか?
また運動はいつすれば良いのか?昼食後か夕食後か等、活発な議論がなされた。総司会の清野先生は結論としてやはり「運動なくしては糖尿病の治療はあり得ない」と、話された。
Part2.は高齢者の糖尿病について。
何といっても低血糖の回避が最大の問題であり、今後、急速に進む超高齢化社会に対応できるよう研修を積まないといけないと言われた。
最後にDPPⅣ阻害薬とSGLT2阻害薬の最新の話題や今後の展開について活発な議論がなされた。副作用の低い面からDPPⅣ阻害薬は、専門外の医師にも数多く使われていてまだまだ市場は伸びると言われていた。
勉強のあと、築地のがんセンターに勤めている長男と1次会、2次会をやり、近況を詳しく聞くことが出来た。国立がん研究センターの乳癌の年間症例数は何と600例。そのため1日に2~3人のopeをこなしていること、また毎日5時に起きる習慣が身についた話等、興味深く聞くことが出来、有意義な東京出張でありました。

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— posted by 越智邦明 at 02:42 pm  

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