Created in 0.0166 sec.
 
越智クリニック
 
T:0868 Y:0632 Total:2884239 Online:04
カレンダー
<< 2012.6 >>
SMTWTFS
     12
34 567 89
1011 121314 1516
1718 192021 2223
2425 262728 2930
 
2012/6/4

血圧とホルモン


「高血圧」については何回もとりあげてきた。
「塩分制限」と「運動」は2本柱である。
もうひとつ取り入れたいのは「ホルモン コントロール」である。
血圧は①心臓から送られる血液量②心臓から出ている大血管の弾力性③毛細血管の抵抗性で決まる。脳などから出るホルモンは血管へも影響を与え①~③に関係する。
ストレスはメンタル面だけでなく肉体面のものもあります。代表は疲労や寝不足です。残業続きの上に深酒や寝不足が加わるとコルチゾールやノルエピネフリンなどストレスに反応するホルモンが多く出され血圧は上がります。外来でも寝不足の時の血圧はみなさん上がっています。
次に米やメン類(糖質)をたくさん取ると食後の血糖値が急激に上がり、血糖値を下げるインスリンが急激に分泌される。インスリンは動脈硬化を進行させ血圧が上がるので、食後の血糖値を急激に上げないタンパク質を中心にした食生活が大事です。また炭水化物の前に野菜など食物繊維を取ると血糖の急上昇を抑えることができます。
それから「笑う」ことです。笑うとドーパミンが分泌され血圧が下がります。
最後に運動ですが、ウォーキング・軽いジョギング・水中ウォーキングなどの有酸素運動は、血圧を安定させるセロトニンやドーパミンといったホルモンの分泌を高めます。あと以前に書いた加圧トレーニングLink も血管を若く保つ成長ホルモンが分泌されます。
以上、今日から取り入れて下さい。

img117

(追伸)
明日6月5日で私も50台最後の59才。来年は本当に「じいじ」になりそうで怖いです。
いつまでも若々しくありたいものです。

— posted by 越智邦明 at 05:22 pm  

この記事に対するコメントはありません

Copyright 2007 越智クリニック. All rights reserved.  ppBlog is Free & wonderful Software.