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2012/4/12

ゴマ


ゴマはゴマ科の一年草です。果実が熟すとはじけ、中から多数の種子がこぼれます。この種子のことをゴマと言い、色によって黒ゴマ、白ゴマ、金ゴマ、黄ゴマなどと呼ばれています。ゴマの原産地はアフリカ大陸ですが、インドをはじめアジア諸国で多く生産されてきました。
さて日本で使用されるゴマは99.9%を輸入に頼っています。2006年のゴマの輸入量が16万トン。一方、国内生産量は200トンですから悲しいです。国産のほとんどは鹿児島県喜界島で生産され、8~9月の収穫時期にはセサミストリート(ゴマ道路)が出現することで有名です。
歴史的には室町時代に日明貿易で茶と共に日本全国の庶民に広まりました。
食材としては「すりごま」「ごまダレ」「練りごま」「ふりかけ」「ごま油」があります。
ゴマには脂肪とタンパク質が多く含まれているため油、薬用、食用に多く用いられていました。特にゴマ油は食用、薬用の他に灯火用としても暮らしになくてはならない存在でした。
最後にゴマに関する言葉を拾ってみました。
「開けゴマ」(アラビアンナイトの中でのopen sesame)、「へそのゴマ」「ごま塩頭」「ゴマフアザラシ」「ごま塩ノイズ」「ゴマをする」-英語では「He is good for an apple-polisher.」(リンゴ磨きがうまい=ごますり上手)これはイギリスで生徒が先生にリンゴを磨いてあげる習慣があったことからこう言います。
最後に、子供を中心にゴマアレルギーが急増していることも注意して下さい。

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(追伸)
すっかり春らしくなりました。当院の屋上もチューリップはじめ満開です。心もウキウキですね。

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— posted by 越智邦明 at 04:59 pm  

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