世界で初めて六角形軸の鉛筆を販売したのは1851年ドイツのファーバーカステル社とされている。転がらないだけなら四角形でもいいはずだが?日本で最も古い三菱鉛筆(1887年創業)の担当者が言う。「鉛筆を握る際は親指・人さし指・中指の3点で押さえるので3の倍数の角が持ちやすくなります。三角形の鉛筆もありましたが、やはり六角形が一番しっくりくるようで世界的な業界基準となっています。」
ちなみに色鉛筆が丸いのは絵を描く際にさまざまな持ち方をするので角がない方が都合がいいから。
鉛筆にもさまざまな歴史と創意工夫があるようです。