7月5日(土)、消化器病の研究会のため神戸を訪れた。神戸に来るのは大震災の平成7年以来13年ぶりである。あの時は保険医協会から救護班として派遣されて観光どころではなかった。ガレキの山が、鮮明に記憶として残っているが現在は見事に復興されていた。日本の国力を感じた。さて会場は「ホテルオークラ神戸」で、例の藤原紀香さんが結婚式をあげたホテルである。研究会には全国から300人を超えるDr.が集まり、消化器病の最近のトピックスや考え方を2時間にわたって教わった。講義は時折、質問形式が組まれ手元にあるキーパッドを押すと直ちに画面に正解率が出るので自分の実力判断に大いに役立った。個別では「胆のう摘出術」は術後、日常生活に支障はないと言われてきたが、患者600人のフォローでは、十二指腸胃逆流現象を起こす人が多く、むやみな摘出を避けるようアドバイスがあった。このような勉強も生の声ならでは、であった。
懇親会のあと部屋に帰って、すばらしい神戸の夜景を見ているうちに無性に旅に出たくなった。
また旅にでよう・・・。